~2016年・レジャートレンドレポート~ 遠出をしない、アペタイザーを楽しむ、ワインでくつろぐ… 今年の夏は、『フレンチBBQ』がブームの予感 (4/7ページ)
◆調理家電の進化が『フレンチBBQ』の波を後押し
バーベキューといえば、アメリカをイメージする人が多いかと思いますが、実はフランス人もバーベキューが大好き。ほぼ全ての家庭に専用の機材があり、夏の間は毎週のようにバーベキューが楽しまれています。
日本では、河原やキャンプ場でバーベキューをすることも多いですが、フランスのバーベキューがおこなわれるのは、たいていの場合、自宅・友人宅などの庭やベランダ。週に数回バーベキューをすることも少なくないフランスでは、はりきって遠出をするのではなく、身近な場所で気軽に楽しむというスタイルが主流です。
最近は日本でも、わざわざ遠くまで足を運ぶのではなく、家のテラスやベランダ、近場の公園などでバーベキューをおこなう人が増えています。また、最近は調理家電の進化が目覚ましく、ベランダで火が使えないマンション住まいの人でも、ベランダでのバーベキューが楽しめるようになってきました。煙が出にくい卓上調理器や、室内用のバーベキューグリルなどの登場も、遠出せずに楽しむ『フレンチBBQ』の波を後押ししています。
◆『フレンチBBQ』は、近年のフォトジェニック志向にもマッチ
メインを焼いて食べるだけではなく、前菜も含めてゆったり楽しむのがフランス式。お酒はもちろんワインです。肉や野菜だけでなく、ワインに合うチーズや、彩り豊かなおつまみも準備し、長時間ゆっくりと飲みます。通常のバーベキューに比べて見た目が華やかになるので、近年のフォトジェニック志向にもマッチ。カラフルな食器や雑貨を用いたり、本場と同じくブドウの枝に指して肉を焼いたりすると、より『フレンチBBQ』らしさを感じられるでしょう。
▼北村 森(きたむら もり)…商品ジャーナリスト
『日 経トレンディ』編集長時代から、テレビ・ラジオ番組のコメンテーターとしても活動。退職後、商品ジャーナリストとして活動。原稿執筆、テレビ、ラジオ番組 への出演、講演活動などとともに地方自治体と連携する形で地域おこしのアドバイザー業務にも携わる。著書に『途中下車』(河出書房新社)、『ヒット商品航 海記』(日本経済新聞出版社 共著)など。