【プロ野球】意外と多かった?野球部出身のニュースキャスターたち (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■『ユアタイム』『スポーツLIFE HERO’S』田中大貴アナウンサー

 『プロ野球ニュース』の流れを汲む『すぽると!』の後任番組として、フジテレビの夜の顔となるのが平日は『ユアタイム』、土日が「スポーツLIFE HERO’S』。そして、この両番組にかかわる人物こそ、『すぽると!』でメーンパーソナリティも務めた田中大貴アナウンサーだ。

 田中アナは兵庫県立小野高校野球部出身。ただ、目を見張る活躍を遂げるのは慶應義塾大学野球部時代だ。4年時にファーストのレギュラーになると、春の東京六大学リーグ戦で明治大学の岡本篤志(現西武)、立教大学の多田野数人(元日本ハム)らから3本塁打を放ち、本塁打王に輝いている。

 田中アナの強みは「六大学の慶大卒、松坂世代」という肩書き。CSプロ野球ニュースの人気企画『プロ野球ここだけの話』では「六大学野球×東都大学野球」企画で同世代の和田毅(早稲田大出身)、後藤G武敏(法政大出身)、館山昌平(日本大出身)、江草仁貴(専修大出身)、木佐貫洋(亜細亜大出身)らと軽快なトークを繰り広げた。また、大先輩である慶大OB・高橋由伸とは公私ともに関係は深い。

■野球部出身キャスターたちのバックボーンにあるもの

 ここで挙げた3名以外でも、野球部出身者のキャスターは多い。先月で番組を降板したが、日本テレビ系『スッキリ!』のMCを務めた上重聡アナウンサーもPL学園高校野球部出身。あの松坂大輔(現ソフトバンク)と甲子園で投げあった名勝負は、今でも野球ファンの語り種だ。

 アナウンサーやキャスターを務める上で、野球部出身であることのメリットはどんなところにあるのか?

 大越記者はあるインタビューで、記者として取材対象者と向き合う姿勢において、「バッターとの1対1の真剣勝負を数限りなく積み重ねてきた経験が役立っている」と語っている。

 また、富永アナはテレビ朝日のホームページで「アナウンサーは、ひとりでは何も出来ません。カメラ、音声、ディレクター、他にも多くの番組スタッフがいて、そのチームプレーの中で、いかに機能するかが大事なんです」と、チームワークの重要性について言及。この考え方も野球部ならでは、といえる。

 何かと難しい話題、深刻なニュースも多い報道・情報番組。それでも、伝えている人間が野球部出身と知れば、興味もグッと沸くのではないだろうか。

文=オグマナオト(おぐま・なおと)

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