小泉進次郎「W選で勢力拡大?」自民党の救世主に (2/4ページ)
北海道5区と同日に行われる京都3区の補選は候補者擁立を見送り“不戦敗”ですから、なおさら北海道を落とすわけにはいかないのです」
京都3区は、“ゲス不倫議員”こと宮崎謙介前衆院議員の辞職に伴う補選のため、空気を読んで候補者を立てられなかった自民党。北海道5区でも敗れて補選に2連敗となったら、確かに「政界のムードが一変する」(前出の党関係者)かもしれない。
一方、安倍首相の願望は、7月の参院選を衆参W選で戦い大勝し、一気に“後期安倍政権”の足場を固めてしまおうというもの。「長期不敗態勢を築いた後に自民党の総裁任期(連続2期6年まで)を変更し、任期が切れる18年9月以降も、総理・総裁の座をキープしたいというのが、本当の狙いです」(官邸筋) 衆参W選挙は過去2回あったが、いずれも自民党が大勝している。「安倍総理は“衆参同日は無敗”という、これまでの実績を意識しているようです。さらに、選挙下手で知られる岡田克也さんが民進党の代表を務めている間に衆院も……という気持ちが強いようです」(前同)
本誌は、官邸、所属議員、公明党筋から、現在、安倍首相が衆参W選挙に打って出る確率は「4割程度」との情報を得ている。「しかし、北海道5区の補選に敗れたら、その確率は大きく下振れする。逆に勝利したら、衆院解散は既定路線になるはずです」(前出の記者)
つまり、衆参W選があるか否かは24日の補選次第。そんな状況の中、一気に政局のキーマンに躍り出たのが小泉進次郎・党農林部会長、その人だ。今や、党内では“選挙請負人”の異名を取り、1月に行われた沖縄県の宜野湾市長選では、進次郎氏の登場で自民党が大接戦を制している。「どの選挙でも、進次郎氏は引っ張りだこ。これまでの選挙の告示日には若手候補を中心に、あっちこっちから応援を頼まれ、売れっ子タレント並みの分刻みのスケジュールになっています」(前出の党関係者)
彼が「選挙請負人」と呼ばれる秘密は、巧みな演説にある。進次郎氏に密着するノンフィクションライターの常井健一氏は、その演説の上手さに舌を巻く一人。