海で漂流するプラスチックごみは25万トン!? 待ち伏せする「海のお掃除システム」が画期的 (2/2ページ)

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■ 海にフェンスを張り、プラスチックごみを「待ち伏せ」

source: http://www.theoceancleanup.com/

このシステムは、水面から3メートルほどの比較的浅い水域に滞留しやすいというプラスチックの性質を利用し、フェンスを細く設計しているのが特徴。

魚などの海洋生物を、フェンスの下からすり抜させることによって、誤って捕獲したり、損傷したりするリスクを軽減できる。

2014年に公表された事前調査レポートでは、「太平洋循環に100キロメートルのフェンスを10年間設置することで、42%にあたる7,000キロ分のプラスチックゴミを除去できる」と結論づけられた。

回収コストは、1キロあたり4.53ユーロ(約570円)と試算されており、船を使って網で回収する従来の方法よりもずっと効率的だ。

また、『オーシャン・クリーンアップ基金』は、2020年の実用化に向けて、2015年5月、長崎県対馬市と協定を締結。

2016年夏以降、長さ2キロメートルのフェンスからなるプラスチック除去システムを、対馬の沿岸水域に設置し、実証実験を行う計画がすすめられている。


■ 海洋環境の保全に向けた、有望なイノベーション

海洋環境の保全には、プラスチック廃棄物を海洋に流入させないことが最も重要であることはいうまでもないが、すでに海洋に集積しているものをできるだけ早期に除去することも、同時に取り組むべき課題。

『オーシャン・クリーンアップ基金』が研究開発をすすめるフェンス式の海洋清掃システムは、大規模かつ効率的にプラスチック廃棄物を海から回収できる有望な手段として、世界中が期待を寄せている。

【参考・画像】

※ The Ocean Cleanup

※ New Science paper calculates magnitude of plastic waste going into the ocean – The University of Georgia

※ Plastic Pollution in the World’s Oceans: More than 5 Trillion Plastic Pieces Weighing over 250,000 Tons Afloat at Sea

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