病や障害もひとつの個性!あざを伴う「苺状血管腫」と戦う少女とママに心動かされる

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病や障害もひとつの個性!あざを伴う「苺状血管腫」と戦う少女とママに心動かされる

ずっと心待ちにしていた赤ちゃんに会えて嬉しい産後。しかし、子どもの顔に目立つあざがあったりすると、子どもの将来がとても心配になってしまうこともあります。

赤ちゃんによく見られる病気の1つとして、“赤いあざ”の1つである『苺状血管腫』という名前を聞いたことがありますか?

わが子の顔や目立つ場所にできて、悩んでいるご両親もいらっしゃるかもしれません。

今回は、平成28年4月から『障害者差別解消法』が施行されたこともふまえ、“みんながお互いの人格と個性を尊重し合いながら、一緒に生きていく社会の実現に向けて”というテーマでお話します。

■7歳までに約8割が自然治癒、「苺状血管腫」は原則的に経過観察

赤ちゃんは、生まれつきあざをもって生まれてくることがあります。赤や青など色も形も様々です。

赤いあざは、皮膚の浅いところで血管が増殖している“血管腫”です。赤ちゃんのあざを見ると、ママは自分を責めてしまうかもしれませんが、遺伝やママの妊娠中の過ごし方などとは関係ありません。

赤ちゃんの気になる赤いあざには、サーモンパッチ、ウンナ母斑、苺状血管腫、ポートワイン母斑などがあります。

『苺状血管腫』とは、未熟な毛細血管の増殖によって生じます。生後すぐ、もしくは生後数日たってからあらわれ、表面が苺のように赤く、ブツブツとした感じに盛り上がります。

顔に多くみられ、発症すると急速に大きくなっていき、ときには大人のこぶしほどの大きさになることもあります。

生後3~7ヶ月頃に著しく大きくなり、2歳頃から小さくなり始め、5歳までに50%、7歳までに75%が自然治癒するといわれており、原則的には経過観察です。

視力障害や呼吸困難、開口障害、難聴などの原因となるような場合は、治療が必要となります。

赤ちゃんに“あざ”を見つけたら、どんなものでも大きさに関係なく、必ず早い段階で1度皮膚科で受診しましょう。どんな種類のあざなのか、経過観察をするのか治療を始めるのか、専門医の判断を仰ぎましょう。

■「赤ちゃんのあざばかり周りの人に聞かれるけれど…」

自然治癒を待つ間、顔や目立つ部位に生じた場合は、周りの人や道行く人から「どうしたの?」と聞かれることもあると思います。

それは日本だけでなく、アメリカでも同じ。

アメリカのジョージア州に住むケイティ・クレンショーさんもそんなママの1人です。愛娘であるチャーリーちゃんは、0歳の澄んだ瞳が素敵な女の子です。実はチャーリーちゃんもお顔に”苺状血管腫”があります。

https://www.instagram.com/p/BEUGWE9FuH7/

チャーリーちゃんに出会っても、人々は“あざ”のことばかりケイティさんに質問したり批判したりしていたそうです。

でも、ママであるケイティさんは、チャーリーちゃん自身の明るい性格やその澄んだ瞳についてみんなと話したいと感じました。

そこで、ケイティさんはチャーリーちゃん自身を知ってほしいと、インターネットで公開を始めました。すると、愛らしい笑顔のケイティーちゃんの姿に世界中から反響があり、身近な人達も『苺状血管腫』をチャーリーちゃんの“個性”として受け入れ始めてくれたそうです。

また、同じ悩みを持つ親からも、メッセージが届くようになったそうです。

■ケイティさんの思いは「個性を尊重し合える社会の実現」を後押しするか

平成28年4月からスタートした『障害者差別解消法』という法律をご存知ですか?

この法律の正式名称は「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」といいます(平成25年6月制定、平成28年4月施行)。この法律は、障害がある人もない人も、互いに、その人らしさを認め合いながら、共に生きる社会をつくることを目指しています。

ケイティさんの想いは、まさに個性を尊重し合える社会に向けての好例ではないでしょうか。

その子の人生において0歳は今しかないし、ママにとっても小さな赤ちゃんを抱ける時期は人生にとって、ほんの僅かな時間。

ケイティさんは、『苺状血管腫』もユニークなわが子の一部、ととらえチャーリーちゃんと過ごせる“いま”を大切にしているように感じます。

そして、いじめから子どもたちを守るためには、大人が彼らひとりひとりに“自信と価値”を教えてあげるべきだ、ともケイティさんは述べています。

いかがでしたか?

みんながお互いを大切にしていける社会を作るのは、私たち一人一人です。

ママになった今、子ども達が個性を認め合い、尊重し合い、ひとりひとりが“ありのままの自分”を大事に生きていける世の中になるよう、心がけていきたいですね。

【参考・画像】

※ Mom Breaks Down Stigma Around Daughter’s Birthmark With Gorgeous Photos – Huffingtonpost

※ katiemcrenshaw – Instagram

※ 障害を理由とする差別の解消の推進 – 内閣府

※ 苺状血管腫 – 日本形成外科学会

※ 最新赤ちゃんの病気大全科 [ 主婦の友社 ]

※ altanaka / Shutterstock

【筆者略歴】

※ 進藤ゆきこ・・・専門家ライター。自身も子育て真っ最中の歯科医師、歯学博士。「毎日のオーラルケアをママとベビーのハッピータイムに」をモットーに、親子でお口の健康をもっと身近に感じてもらえるよう取り組んでいる。

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