知ってた?生後20ヵ月間の「ママのあやし」が赤ちゃんの感覚形成に与える影響 (2/2ページ)
プローイュ博士は、
「泣いている赤ちゃんをいくらあやしても甘やかすことにはならない」
「赤ちゃんが泣いたときにリアクションしてあげると、自分の声がママに届いたことが実感できる」
「ひいては泣く時間も減る傾向がある」
と言っています。
これは赤ちゃんが、根本的な安心感を得られるためです。心理学でも、赤ちゃんの最初の仕事は、自分の身の回りに“因果関係”を見つけていくことと言っています。
例えば、「ボクが泣いた→ママが来た」「ワタシが泣いた→おっぱいをくれた」のように。自分が働きかけたことで世界が動く感覚、これは生まれたばかりの不安な赤ちゃんにとっては何よりの安心感です。
だから、泣いている赤ちゃんをあやしてあげるのは甘やかしではなく、むしろやってあげるべきことなのです。
■ママの心臓の音や匂い、声のトーンが効果的!?
あやし方として、博士がおすすめしているのは、非常に古典的な方法ばかり。
(1)優しいトーンで話しかける
(2)歌を歌う
(3)ギュッと抱きしめる
(4)体を揺らす
(5)抱っこして緩やかに踊ってみる
(6)スリングで歩き回る
など。
その際は、赤ちゃんにとって馴染みのあるママの心臓の音や匂い、声のトーンなどを大事にするのがよいそうです。
しかし、「一番効果的なあやし方はママ自身で見つける必要がある」と博士は言います。ある赤ちゃんに効くケアが必ずしも他の子にも効くとは限らないからです。
とはいえ、難しく考える必要はありません。赤ちゃんが必要としているものを最も良くわかっているのは赤ちゃん自身。ママがああすべき、こうすべきとリードするよりも、赤ちゃんに教えてもらう形で会得していくのが理想的なのですね。
いかがでしたか?
赤ちゃんは泣くことを通じて、世の中の因果関係や信頼関係を学んでいきます。だから、いくらあやしても甘やかすことにはなりませんので心配無用です。赤ちゃんの心の訴えをしっかりとキャッチしてあげましょう。
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※ Rohappy、goodluz、FamVeld / Shutterstock
【著者略歴】
※ 佐藤めぐみ…専門家ライター。育児相談室『ポジカフェ』主宰。最新心理学を用いた叱り方メソッド、やる気アップ法、育児ストレス診断などが専門。著書に『子育て心理学のプロが教える輝くママの習慣』など。