好きな人を視線で落とすなら……「3秒」が鉄則って本当?

学生の窓口

「目は口ほどにものを言う」のことわざ通り、だいじなコミュニケーション方法である「視線」。気になる異性と目が合ってドキッとしたなんて経験は誰にでもあるでしょう。目をみて話せば気持ちが伝わると言われているものの、相手を見ているのは話している時間6割程度……顔すら見ていない時間のほうが長いのがフツウです。目が合う時間は世間話ならだいたい1秒、自分に感心を持っているひとほど長くなる傾向があるので、メッセージを伝えたいなら3秒程度が効果的。好きなひとと話すときは目を見て話すのが得策なのです。

■40%は「視野」の外

スポーツで良く使われるアイ・コンタクトは、文字通り「目」による意志伝達を意味します。不測の事態や打ち合わせができないときに非常に便利なコミュニケーション方法ですが、よほど息のあう仲間でないと上手にできません。ところが「視線」から得られる情報は意外と多く、お決まりのパターンも豊富。上手に利用すれば親密度も大幅アップできるのです。

話をするときは「相手の目を見て」話すと気持ちが伝わりやすいと言われているように、視線を合わせるだけで「ことば」以上の効果を発揮することもありますが、相手の顔を見ているのは対話時間の6割程度と言われ、目が合わないどころか別のものを見ている時間が半分近くもあるのです。これは相手への興味、話に関心を持っているかによって差があり、好意的な相手に対しては長くなる傾向があります。世間話なら目が合っても1秒程度、それより長いのは重要な話や相手に好意を持っている証拠。1.5秒も目が合うと相手も「関心を持たれている」と気づくと言われていますので、好きなひとと話すときは倍の3秒見つめるようにすれば、心の距離がぐっと近くなるのです。

ただし、真剣な顔/するどい目つきで見つめられては、話どころかリラックスできません。話しづらい印象を与えれば逆効果以外のなにものでもありませんし、かといって急に視線をそらすのも違和感バリバリですから、ときどき3秒見つめるぐらいが良さそうです。

■好意以外の「関心」もあり

逆に目が合いすぎる局面も要注意です。好意以外の「関心」を持っているひとも、相手の顔を見つめる時間が増えるからです。ほとんど目が合わなければ「関心なし」で決まりですが、自分の顔を凝視されているときは、好意を持っている以外にも、

 ・敵意がある
 ・アドバイスやリアクションを求めている

もあるので、目が合う機会が多いからといって安心はできません。怒ってにらみつけられているなら気づくでしょうが、自分の話の感想が聞きたい、助言が欲しいときのサインでもあるので、見落としてしまう=気づいてくれない、になると好印象どころかがっかりさせてしまうこともあるからです。

野生動物でも視線は重要な役割を果たし、目を合わせるのは「威嚇(いかく)」の意味を持つのが一般的ですから、人間も例外とは言い切れません。1.5秒を超えると少なからず違和感を与えますので、上手に活用してください。

■まとめ

 ・対話中に相手の顔を見ている時間は6割程度しかない
 ・目が合う時間は長くても1.5秒ほど、雑談では1秒程度と短い
 ・ときどき3秒目を合わせれば、関心を持っていることが伝わりやすい
 ・敵意を持っている/リアクション待ちのパターンもある

(関口 寿/ガリレオワークス)

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