【プロ野球】ムエンゴ(無援護)投手たちの不条理なシーズン成績 (1/2ページ)

デイリーニュースオンライン

巨人・澤村拓一もプロ入り直後は無援護に泣かされた投手。しかし災い転じて、抑えとして頭角を現した!
巨人・澤村拓一もプロ入り直後は無援護に泣かされた投手。しかし災い転じて、抑えとして頭角を現した!

 今季のプロ野球で目立つのが、大谷翔平(日本ハム)や今永昇太(DeNA)など、今季打線の援護に恵まれていない投手たち。それでも、まだシーズン序盤。好投を繰り返していけば、そのうち結果もついてくるという淡い期待もある。ファンはもちろん、本人たちも心の底ではそう思っているだろう。

 しかし、近年のプロ野球界ではシーズンを通してトンデモなくツイていなかった男たちも……。今回、そんな「ムエンゴ(無援護)」たちのマニアックな成績を紹介しよう。

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■憂き目に遭った幕張のサブマリン

渡辺俊介(2009年・ロッテ)
25試合 3勝13敗 防御率4.05
援護率2.59(リーグワースト)

 近年の負け運投手を語る上で欠かせないのは、2009年の渡辺俊介。このシーズンの渡辺は、13回のクオリティ・スタート(QS)を成功させながら、そのうちの11回に及んで勝ち星がつかないという異常事態に見舞われた。

 その結果、勝率.188を記録……。1988年の野田浩司(阪神)以来21年ぶりとなる「規定投球回到達で勝率2割未満投手」となってしまった。

■襲い掛かる暗黒時代の恐怖……

加賀繁(2010年・横浜)
27試合 3勝12敗 防御率3.66
援護率2.44(リーグワースト)

 しかし、その翌年の2010年、渡辺の上をいく無援護投手が出現した。ルーキー時代の加賀繁だ。9回のQSでわずか1勝……。今季の今永昇太がこうならないことを祈りたい。

高崎健太郎(2011年・横浜)
29試合 5勝15敗 防御率3.45
援護率2.20(リーグワースト)

 さらにその翌年、暗黒時代の横浜はさらなる負け運投手を輩出した。18回のQS中、勝利は5回。QSを決めても勝てない、決めなかったら絶対に勝てない。暗黒時代恐るべし……!

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