地域活性の新たな形 「くまモン」プロデューサーと“弱小”航空会社とのコラボ (2/2ページ)
その結果、会社全体が明るくなったという印象です。
―成長した同社がさらなる高みに達するため、あえて「同社が抱える課題」があるとすれば、それはどのようなものだと思いますか。
鳥海:天草エアラインの一時的なブームではなく、天草に何度も訪れていただくリピーターへ向けた環境作りがこれから更に求められると思います。飛行機もATR(※)に変わったことで39人乗りから48人乗りになりましたし。
これからはますます、一度来ていただいたお客様に再度天草へ訪問してもらえるような取り組みを街と一体感を持って取り組むべきだと思いますね。
天草はイルカウォッチングや津教会・大江教会などの教会群など観光スポットも多くあるほか、お寿司や海鮮焼きなどの海鮮、そして牛肉も美味しいお店が沢山あります。特に食のリピーターは毎年訪れてくれます。
本書の小山薫堂さんのインタビューにもありましたが、「天草エアラインが天草のメディアになる」ということで、天草の広告塔の絶対的存在になれるように頑張って欲しいです。
―本書をどのような人に読んでほしいとお考えですか。
鳥海:特に中小企業の経営者や社員の方に読んでいただきたいと思っています。中小企業においては、社長の行動が社員のやる気に直結します。また社員も自分に与えられた業務だけでなく限られた人員の中で、他の人の手伝えることを手伝うという、この本でも書いている「マルチタスク」を自分の会社ではどのように実践することができるのかを考えるきっかけになればと思います。
もちろん飛行機が好きな方、旅行が好きな方にも面白い内容になってますので、肩肘張らずに読んでいただきたいですね。
―最後になりますが、読者の皆様へメッセージをお願いします。
鳥海:是非この本を読んだ後に、一度天草エアラインに乗って天草を訪れていただきたいです。実際に飛行機に乗っていただくことで、会社とお客様の距離が近いということもすぐにわかると思います。今までと違った体験ができる旅になること間違いなしです。わずか1機で社員が57名しかいない航空会社、そして中小企業の新しい姿を現地へ行って、生で見て欲しいです。
※…Avions de Transport Régionalの略。航空機メーカーの名称
(新刊JP編集部)