ただ加入するだけではダメ!行き先別に選んで加入したい海外旅行保険 (2/3ページ)

Woman Money

これらの国では重症や高度な手術を要する場合は自国では対応できず、シンガポール、オーストラリアなどの近隣国、または日本へ移送されることもあるようです。

容態や現地の事情にって、移送方法も定期航空機、医療設備付小型飛行機、ヘリコプターなど様々な方法がありますが、費用は医療費以上にかかることは簡単に想像できるでしょう。場合によっては数千万円ということも!

このような場合でも、海外旅行保険の「治療・救援費用」で保険金が支払われますが、契約の際は保険金を無制限にしておくことをおすすめします。

■「テロ等対応費用補償」をオススメする理由

目耳を塞ぎたくなりますが、筆者の住む欧州では近年テロ事件が多発しています。とはいっても欧州のすべての地域が危険にさらされているわけではなく、全く平和に観光できる場合がほとんどです。しかしやはり、海外旅行保険に入る際は「テロ等対応費用補償」を付加されることをおすすめします。

これはテロの被害による死亡やケガで保険金が出るものではなく、テロの発生により空港が閉鎖になったり、交通機関がストップするなどで帰国が予定よりも遅れてしまったときに、交通費やホテル代、国際電話等の通信料を保険金額の範囲内で補償してくれるというものです。

テロでの損害の可能性がますます増えているのは事実です。ケガと帰国遅延では損害の大きさは比較にならないでしょうが、間接的でもテロによる損害に遭う確立は後者の方がはるかに高いでしょう。陸続きの欧州諸国では、空港だけでなく国境すべてが閉鎖されてしまうため、1箇所で起こったテロ事件が欧州の各地の移動に影響を起こしてしまうのです。

もちろんテロは欧州に限られたものではありません。外務省の海外安全ホームページなどを参照しながらしっかり備えをしておきましょう。

■愛するペットがいる人は「ペット預入延長費用補償」を

一人暮らしの人や家族全員で海外旅行をする場合、飼っているペットをペットホテルなどの施設に預ける人もいるでしょう。予定通り帰国するなら問題はありませんが、何があるのか分からないのも海外旅行。海外旅行保険の「ペット預入延長費用補償特約」を検討してみましょう

「ただ加入するだけではダメ!行き先別に選んで加入したい海外旅行保険」のページです。デイリーニュースオンラインは、女子などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る