デスクワークしながら1日300kcal消費できる5つのコツ
- タグ:
-
カロリー
デスクワークは、外回りの営業をしている人から見ると楽そうに見えますが、実際は決して楽な仕事ではありません。
1日中座りっぱなしで書類やPCと睨めっこしているので、慢性的に肩こり、腰痛、眼精疲労に悩まされる人が多いのです。
『NIKKEI STYLE』によれば、日本人が1日に歩く歩数は、1997年から2009年の間に約1,000歩も減っていて、特に20~50代の働き盛りの女性の運動習慣が減っているそうです。
ジムに行こうと思っても、土日は疲れているからゆっくり休みたい、せっかくの休日だから友だちと会いたい、好きなことをしたいという人が多いはず。
でも、運動を諦めなくて大丈夫。カナダのニュースサイト『CTVNews』を参考に、毎日のオフィス仕事をしながら、運動不足が解消できちゃう方法をご紹介します。
■1:1時間ごとに5分歩く
いちばん理想的なのは、1時間ごとに自分の席から立ち上がって、オフィス内を5分歩いて来ることです。
オフィスの端と端のように離れた場所にいる同僚や、別の部署の同僚に会いに行きませんか? 階段を使うとなおベターです。
または、水を取りにウォーターサーバーや上のフロアにあるキッチンまで行ってみましょう。
トイレに行くならすぐ近くではなく、離れた場所にあるトイレまで行くのです。1日に8回立ち上がって動くだけで40分も運動できて、簡単に1日300kcal消費できます。
さらにつけ加えると、足早に歩いた方がもっとカロリーを消費できます。疲れてとぼとぼ歩くよりはずっと運動になるのです。
■2:座ったまま足をストレッチ
飛行機に乗っているときは、自由に立ち上がったり、歩いたりできません。
そのせいでエコノミー症候群になる人がいるように、デスクワークも一日中同じ姿勢で座っているのは体に悪いもの。血流の流れが悪くなるため、肩こりや腰痛になりやすくなります。
でも心配無用。ちょっと運動するだけでかなりの予防効果があるのです。
まず座ったままで、片方ずつ足を上げ、伸ばしましょう。こうすると、足の筋肉がこわばって硬くなるのを防ぐことができます。
次に、足首を時計回りに回し、それから反時計回りに回します。その時、腹筋に力を入れたままにしてください。
こうしておけば、夜になって、足が重くなったり、だるくなったりしません。昼間の運動に感謝したくなることでしょう。
■3:昼休みは足早にウォーキング
せっかくの昼休みに、スマホをいじっていてはいけません。お天気がよければ、気持ちのいい外の空気を吸いに出ましょう。
あまり無理せず、安定した速度で(時速5~6キロ)30分歩けば、175kcalを消費できます。同僚も誘えば、オフィスの人間関係を良好に保つ上でも役に立ちます。
■4:たまに腹式呼吸
私たちが呼吸をするのは、酸素を体内に取り入れるだけではなく、リラックスしたり、感情をコントロールしたりするためでもあります。
その上、よい呼吸法ができれば、体内のリンパ系や消化器系によい影響を与えます。深い腹式呼吸ができると、それだけで体内が温まり、自律神経を整え、免疫力もアップします。
まずお腹に両手を当てて、3つ数えながら息を吸い込み、お腹をボールのように膨らませます。それから、ゆっくりと息を吐き、お腹の膨らみを元に戻します。これを5セット続けてください。
■5:体にいいおやつで食べすぎ抑制
自動販売機でチョコレート菓子を買いたくなる衝動や、お昼を食べすぎてしまいそうになる気持ちを抑えるため、体によくて、おいしいおやつを家から持って行きましょう。
ドライフルーツやドライジンジャーでもいいし、新鮮な果物やダークチョコレート2~3個でもいいのです。こういうおやつは、体重を増やすことなく、エネルギーを増やしてくれます。
*
せっかくの週末だから、大事な人とデートしたり、ずっと行きたかった美術展を見に行ったりしたい。女友だちとショッピングしたい。
やりたいことがたくさんあって、ジムに行ったり、ランニングしたりする暇がない。平日の夜は仕事で疲れているから、早く家で眠りたい。運動なんてとても無理。
でも、単に時間の使い方を工夫するだけで、1週間分の運動が平日働いている間にできてしまうんです。
ジムも嫌々通っていては、モチベーションが低下してしまいます。むしろ、短時間の集中的な運動の方が、カロリー消費と減量には効果的です。
土日だけ運動するよりも、週末をずっと活発に、エネルギッシュに過ごせた方がいいに決まっています。
運動はきつく感じるほど、カロリーの消費量は多くなるのです。さぁ、ただ座って仕事ばかりしてないで、ちょっとだけ運動してみましょう。
(文/スケルトンワークス)
【参考】