秋津壽男“どっち?”の健康学「春の晴天時に冷たいビールは要注意 “熱燗におでん”が最高の組み合わせ」 (2/2ページ)

アサ芸プラス

 酒を飲むペースもゆっくり飲んだほうが、体にいいのは言うまでもありません。宴席で遅れて到着した時に「駆けつけ3杯」などと一気飲みを強要されるケースもありますが、酒の飲み方としてこれほど悪いものはありません。

 例えば、テキーラのショットを5杯連続で飲めば、30分や1時間後にはフラフラになることでしょう。逆に、日本酒を1合1時間のペースで、5時間かけて5合飲めば、飲める人ならさほど残りません。体に悪い酒の飲み方として、イメージしやすいのが「わんこそば」です。わんこそばは普通の人で60杯から80杯食べられますが、ざるそばに換算すると10杯前後にもなるそうです。とても一般人が一度に食べられる量ではありません。その場の勢いで食べるからこそ、わんこそばはおなかに入るわけで、目の前にざるそばが10枚用意されたとしたら、誰も食べられないでしょう。

 アルコールも同様です。早く飲めば許容量を超えて酒を飲むことはできますが、その分、酔いもひどくなります。逆にゆっくりと体のアルコールの許容量を確認しながら時間をかけて飲むのが上手な飲み方です。

 職場の酒席は「無礼講」と言ってもハメを外してはいけません。緊張のあまりグビグビ飲んでしまわぬよう自分の酒量がどの程度なのか、確認しながら飲むと悪酔いしないで済みます。

■プロフィール 秋津壽男(あきつ・としお) 1954年和歌山県生まれ。大阪大学工学部を卒業後、再び大学受験をして和歌山県立医科大学医学部に入学。卒業後、循環器内科に入局し、心臓カテーテル、ドップラー心エコーなどを学ぶ。その後、品川区戸越に秋津医院を開業。

「秋津壽男“どっち?”の健康学「春の晴天時に冷たいビールは要注意 “熱燗におでん”が最高の組み合わせ」」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2016年 4/28号、“どっち?”の健康学、秋津壽男、アルコール、ビール、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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