秋津壽男“どっち?”の健康学「春の晴天時に冷たいビールは要注意 “熱燗におでん”が最高の組み合わせ」 (1/2ページ)

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秋津壽男“どっち?”の健康学「春の晴天時に冷たいビールは要注意 “熱燗におでん”が最高の組み合わせ」

 全国的に花見の季節も終わろうとしています。この時期は、異動や新入社員などの歓迎会も多くなりますが、「上司と飲んでも楽しくない」「無礼講と言っても本当の無礼講ではない」など、若い人たちが敬遠しつつある傾向を嘆く人も多いことでしょう。

 しかし、こと健康を考えた場合には、業務上の接待を除けば歓送迎会や花見などの“行事”は2回に1回は不義理をしてもかまいません。以前の連載でも述べましたが、お酒は「気の合う仲間」と飲んでナンボ。気を遣う酒、「早く帰りたい」と思いながら飲む酒ほどつまらないものはありません。親しい同級生との酒が楽しいのは、その裏返しです。

 ここで質問です。体に気を遣うなら「温かい酒」と「冷たい酒」どちらを飲むほうがいいでしょう?

 一般的に、暖かい季節になると「とりあえずビール」とキンキンに冷えたアルコールで乾杯。そのあとに冷酒やチューハイばかりを飲む人が多くなります。健康な人はそれほど影響はありませんが、胃腸が弱っている人や高齢者は内臓に負担をかけるばかりか、下痢や嘔吐などを引き起こす場合があります。ましてや花見などの外での飲酒は、夜ともなれば体が冷えて、体調を壊しやすいものです。

 また、冷たい酒を好む左党は「温かい酒は酔いやすい」と敬遠します。温かい酒は胃の中でのアルコールの吸収が早く、実際酔いやすいです。逆に言えば、ほどほどの適量がわかります。

 そう考えると、冷えすぎたアルコールの摂取は、医師の立場からは、積極的にオススメできません。

 そこで花見酒として提案したいのが、「熱燗におでん」の組み合わせです。「温かいお酒を温かい食べ物とともにゆっくり飲む」ことが体に優しい飲酒のゴールデンルールなのです。

 お酒好きの中には、飲みだすとツマミを一切食べない人がいますが、体に負担がかかり健康を損ないかねません。むしろ食事とアルコールを一緒にとることで、飲みすぎを防ぎます。満腹になると、人間はアルコールを飲みたくなくなる生き物です。夜桜の屋台より昼間に花の見える居酒屋で飲むことが体に優しいスタイルと言えるでしょう。

「秋津壽男“どっち?”の健康学「春の晴天時に冷たいビールは要注意 “熱燗におでん”が最高の組み合わせ」」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2016年 4/28号、“どっち?”の健康学、秋津壽男、アルコール、ビール、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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