あんぱんちゃん、りんごちゃん。JR岐阜駅南口の昔ながらのパンやさん「サカエパン」 (2/3ページ)
部活帰りの高校生や、塾に通う学生さん、小さな子どもを連れたママさんたちが、気軽に立ち寄って1つ2つと買い求めていくのかな……と思わず想像してしまいます。
サカエパンのいちばん人気は「あんぱんちゃん」120円。
黒ゴマがたっぷりとまぶされたあんぱんをトングで持ち上げると、ずっしりとした重量感が伝わってきました。
あんぱんちゃん、りんごちゃんなど5種類のパンを購入しても、合計690円。
このくらいの価格帯だと、子どもを連れて来ても、「どれでも好きなパン選んでいいよ!」と笑顔で選ばせることができるというもの。
ふたつに割ってみると、中にはたっぷりの粒あんが詰まっていました。
ぱくりとかぶりつくと、どこか懐かしい素朴な味わい。どこも目新しいところなんてないけれど、また食べたくなる……そんなあんぱんです。
こんなに粒あんがたっぷり入っているのに途中で飽きたり、くどく感じたりすることがなかったのは、あんこが程よい甘さで、パン表面の黒ゴマと粒あんの中の小豆のつぶつぶ感がアクセントになっているからでしょう。
こちらは、りんごを連想させるコロンとした丸型のパン「りんごちゃん」。