松本人志に岡村隆史「関西ローカル番組」に、売れっ子芸人がこだわる理由とは? (2/2ページ)

日刊大衆



 ナインティナインの岡村隆史(45)は、大阪で絶大な人気の女芸人・なるみ(43)と2013年10月放送開始のバラエティ番組『なるみ・岡村の過ぎるTV』(ABC朝日放送)に出演。視聴者から投稿された、身のまわりの「○○過ぎる」人や店、モノを紹介する番組で、日曜日の深夜帯にもかかわらず10%を超える視聴率を獲得していて、現在はテレビ朝日系の10以上の地方局にネットされている。地元で友人が多い大阪で仕事をしたかったのに、東京でブレイクしてしまった岡村にとって、大阪でレギュラー番組を持つのはデビュー以来の念願で、東京進出当時は「大阪の仕事を入れてほしい」とグチっていたそうだ。

 彼らの他にも、藤井隆(44)はバラエティ番組『発見! 仰天!! プレミアもん!!! 土曜はダメよ!』(読売テレビ)にレギュラー出演。今田耕司(50)は、深夜番組『ナイトinナイト』(ABC朝日放送)の水曜日枠『今ちゃんの「実は…」』で司会を務めている。また、お笑いコンビTKOが司会を務めている『モテモテかんぱにーR25』(関西テレビ)は、18禁ならぬ25禁を標榜する大人向けバラエティー番組で、グラビアアイドルがスタジオでADを務める「水着AD」が人気。肩に裏方用アイテム満載のバッグをかけた水着姿の美女をレギュラー出演者そっちのけでカメラが追う、東京では絶対に見られなさそうなサービス精神旺盛で元気な番組なのだ。

 このように、大物芸人たちが制作費もギャラも安いにもかかわらず、関西ローカル番組へと流れていくのは、どういう訳なのだろう。放送関係者の間では「全国ネットでは放送キー局としての法令遵守や自主規制、スポンサーへの配慮などにより、やりたい企画が実現できない、言いたいことが言えないなど、芸人たちが不満に感じているのではないか」などと囁かれているそうだ。

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