自然を参考に作られた10の科学技術(バイオミメティックス) (2/7ページ)

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・2. ゲッコーシール / ヤモリ


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 ヤモリが重力に逆らい壁に張り付いていられるヒミツは、指先のシーティーという極小の毛にある。ここに極小スケールでしか効かない、ファンデルワールス力が働き、張り付くことができるのだ。これは接着剤がなくともぴったりと張り付き、しかも剥がすこともできるという優れものだ。

 近年では、シリコンを使ってシーティーを模倣することに成功し、様々なヤモリ技術が開発されてきた。切り立ったガラスの壁を登れるガジェットや自重の数百倍もの重量の物体を持ち上げるロボットなどがその一例である。

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 また宇宙で修理を行うロボットもある。これはLEMUR(Limbed Excursion Mechanical Utility Robot = 四肢移動式メカニカル・ユーティリティ・ロボット)といい、国際宇宙ステーションの保守管理を担当する。その姿もヤモリそっくりだ。・3. 風力発電タービン / クジラの尾びれ


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 ボストンの土産物屋で、フランク・フィッシュという生物学者はザトウクジラの像の尾びれにコブが並んでいることに気がつき、像の製作者のミスに違いないと想像した。尾びれの後ろの縁ではなく、前側に突起が並んでいたからだ。しかし、それは制作者の間違えではなかった。尾びれの前にあるコブの列は小さな渦を作り、水中で尾びれを素早く動かせるよう助ける。これがザトウクジラが驚くほど機敏な理由だ。
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