【世界の廃墟】かつてヒトラーも入院していた巨大な病院「ベーリッツ・ハイルシュテッテン・サナトリウム」 (1/4ページ)
ベルリン郊外ベーリッツ。第二次世界大戦の終結の場となったポツダムから目と鼻の先にあるベーリッツですが、ここには巨大な軍事施設の廃墟があります。
それが今回ご紹介するベーリッツ・ハイルシュテッテン・サナトリウムです。
サナトリウムとは長期的な療養を必要とする人のための療養所のこと。
病院建設プロジェクトがはじまった当時、ヨーロッパでは結核、梅毒、アルコール中毒という3つの病気は「社会における災難」と考えられていました。
そのうちの1つである結核の治療には様々な議論があり、その中でもサナトリウム療法という治療方法が主流を占めていく事になります。
サナトリウム療法とは大気療法、安静療法、食事療法の三要素からなり、そのためサナトリウムは独特の形状をした病院建設が必要となります。
当時、ドイツにはビスマルク社会保険制度というものがあり、これによりサナトリウムの建設がすすみ、20世紀初頭には100以上ものサナトリウムがドイツ国内に整備されます。
その1つが今回ご紹介するベーリッツ・ハイルシュテッテン・サナトリウムです。
結核の治療施設として整備されたベーリッツ・サナトリウムですが、第一次世界大戦中は軍事病院として機能し、この地にアドルフ・ヒトラーが怪我の治療で入院した事でも知られています。
さらには第二次世界大戦中も、この病院は軍事病院として機能します。
当時、こちらのサナトリウムではその電力や生活用水など多くのエネルギーをまかなう為の巨大な石炭電力発電所が建設され、軍事病院併設の軍事訓練施設、さらにはレストランや映画館などが整備されました。