東大出身だから犯罪者に…!? 「早期教育と人間性」に因果関係はあるのか (2/2ページ)

It Mama

お母様がお迎えにいらした時このことを伝えました。

すると「でも、うちの子、文字や数字が大好きでお勉強ができるんです」と反論されました。優秀だと思っていたわが子のことを指摘されて、気分を害したのでしょう。

でも「勉強ができるから、態度が悪くてもまあいいじゃない」ということではないんですね。“勉強が出来ること”と“人としてやっていいこと悪いことを教育する”のは別次元のことですから。

このように、お勉強が出来る出来ないだけに目を奪われて評価する子育てをしていると、結果的に学歴があっても社会に出て問題行動を起こすことになるかもしれません。

また、優れた知能を“知能犯”として悪いことに利用するかもしれません。こうなると「東大だから」、「勉強ばかりさせていたから」と批判材料にされてしまうこともあります。

いかがでしたか?

 「十で神童十五で才子二十過ぎればただの人」ということわざがあります。

「幼少時代は並外れてすぐれているように見えても、多くは成長するにつれて平凡な人になってしまうこと」のたとえです。このことわざを使って、早期教育している人を批判する人がいます。

東大に行ってエリートになる人もいれば、犯罪を犯す人もいます。高校中退でニートになる人もいれば、社会貢献したり偉人になる人もいます。「東大出身だから●●、高校中退だから●●」の因果関係はありません。

人としてどうなるかのスタートは、親から受けた育ちや愛着形成であったり、そして友人関係や出会った先生だったりするんですよ。混同しないようにしましょうね。

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※ goodluz / Shutterstock

【著者略歴】

※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』

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