天才テリー伊藤対談「高橋みなみ」(1)総監督の立場では夢を叶えられない

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天才テリー伊藤対談「高橋みなみ」(1)総監督の立場では夢を叶えられない

●ゲスト:高橋みなみ(たかはし・みなみ) 1991年4月8日、東京都生まれ。05年、AKB48第1期生メンバーとしてAKB48劇場グランドオープンの舞台に立つ。08年、小嶋陽菜、峯岸みなみと「ノースリーブス」結成。09年にAKB48チームAのキャプテン、12年にはAKB48グループの総監督に就任する。13年、シングル『JaneDoe』でソロデビュー。14年12月、AKB48の10周年を機にグループからの卒業を発表。今年3月、横浜スタジアムで卒業コンサート開催。25歳の誕生日となった4月8日にAKB48劇場で行われた卒業公演をもってAKB48を卒業。現在は『世界の村で発見! こんなところに日本人』(テレビ朝日系)、『ミライ☆モンスター』(フジテレビ系)、『高橋みなみの「これから、何する?」』(TOKYO FM)などにレギュラー出演中。近著『リーダー論』(講談社)は12万部を突破するベストセラーに。

 大人気アイドルグループ・AKB48のメンバーとして結成時から活躍、12年からはAKBグループ総監督となり、数多くのメンバーを支えてきた高橋みなみ。4月8日のグループ卒業を経て、彼女が新たに目指す目標は? 気心の知れた天才テリーが、その全てを引き出した!

テリー 卒業おめでとう。しかし、キレイになったなぁ、すっかり表情も穏やかになって。AKBを背負うプレッシャーから解放されたからだろ?

高橋 アハハハハ! いやいやいや、そんな(笑)。

テリー 俺は、「たかみなは一生卒業しなくていい」って言ってたんだよ。

高橋 (笑)。

テリー まあ、しちゃったものはしょうがない。決めたのはいつだったの?

高橋 最初に意識したのはもう4年前、前田敦子が卒業した時なんですよ。同期で同い年の、しかもセンターだった前田が卒業を決意した時に「あ、卒業って考えなきゃいけないんだ。じゃあ自分はいつなんだろう」と考えたら、それはAKBの10周年じゃないかと。そこで卒業しないと、私は一生卒業できないかもしれないと思ったんです(笑)。

テリー 俺的には、辞めなくてもよかったんだけどね(笑)。40歳になっても頑張るたかみなの姿が、みんなの励みになる存在になれると思ったからさ。サッカーのカズ(三浦知良)なんて、まさにそうでしょう?

高橋 カッコいいですね。

テリー そういった選択は頭になかった?

高橋 そうですね。あと、自分がいない、現総監督の横山(由依)や他の若いメンバーたちが引っ張っているAKBを見てみたい、という気持ちもあったんです。特にライブは、今までの10年で築き上げてきた流れがありますし、MCもたいてい私が担当させてもらっていたんです。

テリー う~ん、その理由だけなら辞めなくてもいいんじゃない?

高橋 あと、私がいちばんやりたかったのはソロ歌手の活動なんですけど、少しずつそれができない状況になってきたような気がしていて‥‥。それが決定的でした。

テリー 秋元(康)さんに「もっとソロの時間が欲しい」と相談しなかったの?

高橋 いろんなメンバーをずっと見てきて、「それは無理だな」って思っていたんです。

テリー それはいったい、どういうこと?

高橋 前田とか大島(優子)はAKBにいながら女優業をやっていましたけど、その休みの間に歌番組や握手会があるんですよ。

テリー なるほど、そりゃ心も体も休まらないな。でもさ、たかみなは演技じゃなくて、同じ歌なわけじゃない。

高橋 そうなんですよね。だから、すごく迷っていました。AKBには毎日立てる劇場があるし、歌を目指す人間からしたら最高の場所ですから。でも私の夢は、やっぱり自分自身の歌でファンの方に喜んでもらうことだと思ったんです。その夢を追うことが、AKBの総監督という立場を背負いながらでは、ちょっと難しくなってきてしまったんです。

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