フジ『ラヴソング』が過去最低ペース?負のスパイラル継続中の舞台ウラ (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

 なぜこれほどまでに『ラヴソング』は不調なのか。悩むフジは、専門家に"敗因分析"を依頼したという報道も出ている。

「『ラヴソング』のみならず、『OUR HOUSE』(フジテレビ系)や『めちゃイケ』(フジテレビ系)も大爆死です。近年のフジはキャスティングや演出、宣伝、人事など様々な事柄で叩かれ、局全体で低迷しています。原因の根っこはかなり深く、制作陣も何が悪いのか判断できなくなっているのではないでしょうか。だからこそ一過性の話題作りや事務所の圧力に流されやすい。いっそのこと、『ラヴソング』のみならず全部署を洗いざらい調べたり視聴者アンケートを実施したりして、企業体質を内外から分析するのも一つの手かもしれません」(前出・関係者)

 フジの不調については、今でも視聴者や関係者、評論家の間で諸説飛び交っている。1996〜1997年に行なわれたお台場移転後から「庶民感覚にズレが出てきた」と語る説、俳優・高岡蒼甫(34)が2011年に「フジテレビの韓国洗脳は頭がおかしくなるくらい異常」「フジテレビは韓国行けばいいと思う」などとツイートしたことに端を発する韓流報道批判など、フジの"負のスパイラルの始まり"がどこなのか何度も論じられてきた。

「各所で優秀な人材をみすみす流出させている可能性も考えられます。大ヒットドラマの『半沢直樹』(TBS系)や『下町ロケット』(TBS系)の脚本を手がけた脚本家・八津弘幸氏(44)は1999年まで数年間、フジのアシスタントプロデューサーだったようです。しかし、今はTBSに入り浸って『池井戸潤の原作物ならこの人』と言わしめるほど大物に化けました。フジも『ラヴソング』で新人脚本家の倉光泰子氏(32)を起用するなど人材の世代交代を狙っていますが、結果はニュースのとおりです」(前出・関係者)

 最低2冠に向けてひた走る『ラヴソング』。不名誉な記録をこのまま塗り替えるのか、それとも起死回生の一発が残されているのだろうか。はたまた、早期打ち切りを余儀なくされるのだろうか……?

文・橘カイト(たちばな・かいと)
※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。
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