熊本地震と連鎖する西日本大震災 京都、愛媛、鹿児島が危ない(2) (2/2ページ)
このときも、中央構造線の北側に位置する前述の六甲−淡路島断層帯の一部が動いたとされている。
琉球大学理学部名誉教授の木村政昭氏が言う。
「今回の地震で問題視されているのは、大陸側のプレートとフィリピン海プレートの境界。その一部が動いたためにクローズアップされている。しかし、その大本は太平洋プレートからの圧力。そのため太平洋プレートとフィリピン海プレートの境では年間10センチのひずみを重ね、相当ストレスが溜まっているはずです」
そのフィリピン海プレートが沈み込む先は、政府が“最悪の場合死者33万人”と想定した巨大地震と大津波を引き起こすとされる南海トラフがある。
「今回のように内陸型の地震が頻発した場合、その後に東南海、南海巨大地震が起きているのは歴史の示すところ。そのため地震研究者の間では、南海トラフ巨大地震との関連性も指摘されているのです」(前出・サイエンスライター)
“連鎖”は始まったばかりなのかもしれない。