女子アナ界の異端児?上田まりえが予想外に引っ張りだこな理由 (2/2ページ)
■女子アナの異端児的存在
「上田さんは、枕元にグローブをおいて寝るほど大の野球好きで、局アナ時代にも『野球と結婚して“野球まりえ”になりたい!』といった迷言を残しています。そんな直球なキャラクターが、局アナとしては逆に窮屈な部分もあったのでしょう。野球の仕事をしたくても、局アナで野球好きを公言していると、野球選手を狙っているのではないかと噂が立ちやすい部分もありますし、局アナとしてはキャリアに限界を感じている部分もあったようです」(芸能関係者)
テレビ局在籍のアナウンサーは、退職後、フリー女子アナウンサーが多数所属する芸能事務所に進むケースが多い。上田がその道を選ばなかったのも、女子アナと言う職業と自身のキャラクターのミスマッチを感じていたからなのかもしれない。
そして、転身後の彼女に期待するテレビ関係者は多い。前出の芸能関係者が続ける。
「上田さんは、局アナ時代から女子アナ嫌いを公言するマツコ・デラックス(43)から、大物になると太鼓判をおされた女子アナです。現在『5時に夢中!』で共演する日もありますが、同年齢の女子アナのキャピキャピした要素がない部分を高く評価しているのでしょう。アナウンサーに留まらずタレントともなった今、キャラクターを活かして“何かやらかしてくれる”と期待を込めて抜擢する番組は少なくありません」
その言葉通り、上田はバラエティ番組のゲスト出演を順調に増やしている。直球勝負が巻き起こすハプニングで、これからも視聴者を沸かせてくれそうだ。
- 文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
- ※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。