中国共産党の”食品安全パフォーマンス”に疑問殺到の舞台ウラ (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

 李首相の行為を受け、中国のネット上には彼を茶化した書き込みが多く寄せられました。「李首相のおかげで臨時セールだ!早く買いに行こう!」という書き込みを受け、「市場は李克強がいるから立ち入り禁止だよ」、「李首相が帰ったら相場は元に戻るよ」という返信が寄せられたり、李首相が市場で2kg程度の豚肉を購入したことを受け、「おそらく豚肉は捨ててしまうだろう」という皮肉が寄せられていました。なぜなら中共政府の高官たちは「特別供給」という安全な環境で生産された野菜や食肉を手に入れることが認められています。高官たちは経済的な面から危険な食材を摂取せざるをえない一般市民を尻目に、毎日安全な食生活を楽しんでいるのです。ちなみに上述のような書き込みは瞬時に削除されました。

 また、李首相が大きな豚肉の塊を購入したにも関わらず写真には肉をさばくための包丁が写っていませんでした。おそらくこれは警護用にあらかじめ市場の店頭から包丁を撤去したためでしょう。李首相が豚肉を購入したのは善意などではなく、前々から決められていたパフォーマンスだったと思います。

 不自然なほど整然とした店頭、判で押したような笑顔を浮かべるような一般市民など、市場にたたずむ李克強の写真は北朝鮮が諸外国に公開する写真を連想させます。急速な経済発展を遂げ「21世紀の大国」を自負する中国ですが、実態は北朝鮮と同じく独裁政権による虚飾国家に過ぎないのです。

著者プロフィール

漫画家

孫向文

中華人民共和国浙江省杭州出身、漢族の31歳。20代半ばで中国の漫画賞を受賞し、プロ漫画家に。その傍ら、独学で日本語を学び、日本の某漫画誌の新人賞も受賞する。近著に『中国のもっとヤバい正体』(大洋図書)など。

(構成/亀谷哲弘)

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