曖昧な表現は卒業!自分の主張を「数字で明確に表す」簡単な方法 (2/3ページ)
この例でいえば、
・GDP成長が1ポイント上向いたとき、自社売上は5%向上する
・商圏人口が1%増えたとき、自社売上は2%向上する
・その他の外部要因が変動しても、自社売上にそれ以上のブレは生じない
などというようなことを示す。つまり、
(1)定性的表現にとどまらず、定量的もしくは具体的指標に落とし、
(2)大事な要因(だけ)を見定め
(3)それらと目的(売上増やブランド向上等々)との因果関係を確認する
ことが大切で、それこそが「ハカる力」の根源だというわけです。
■言葉を数字に落とすべし!
曖昧な表現を廃し、主張を具体的・定量的にしようとするとき、もっとも明確なのは数字で表すこと。
たとえば「市場シェアが高い」ではなく、「市場シェア30%」と伝える。
30%が高いかどうかは競合状況によるもの。シェア50%の敵がいるなら、30%は高いとはいえないわけです。しかしシェアトップで2位が20%なのだったとしたら、その30%は高いといえます。だからそのときは、「シェア30%、相対シェアは1.5」と表記すれば完璧だということ。
このように、言葉を数字に落とすことはなかなか面倒。しかも私たちはつい、感覚的表現を使ってしまっているものです。
・この分野では敵が「強い」
・顧客とのリレーションが「効く」
・流通を「押さえれば」勝ち
でも、「押さえる」といわれても、そこに具体的な説得力はないわけです。そこで、
・カバー率90%:流通チャネルの9割が自社製品を取り扱っている
・専売契約率70%:それらのうち7割が専売契約を結んでいる
・離反率3%:専売ディーラーが他者に寝返る率が年3%のみ
というふうに、数字に落としていくことが重要。しかも単純なところからでいいのだそうです。
議論をきちんとぶつけ合おうとするとき(明確な意思決定をしようとするとき)、そのベースとなるべきなのは数字。