放置は法律上アウト…!? 身近で「虐待疑惑の子」を見かけた時の正しい行動って? (2/2ページ)
■虐待を疑うべき5つの兆候
それでは具体的に“虐待の兆候”としてはどのようなものが挙げられるのでしょうか?
(1)怒鳴り声や泣き声がいつも聞こえる
(2)子どもの服や身体がいつも汚れている
(3)子どもの身体に不自然なあざや傷がある
(4)子どもが極端にやせ細っている
(5)子どもが夜遅くまで1人で外にいてふさぎ込んだ様子である
やはり外観にあらわれる兆候が多いのですが、殴る蹴るなどの物理的苦痛を与えるような虐待だけでなく、食事を与えていなかったり、怒鳴ったり、などケースは様々。
万が一疑わしいと思った際は、五感を働かせ、観察してあげてください。
いくつも当てはまるような際は、前述のとおり、児童相談所や福祉事務所へ通告しましょう。
いかがでしたか?
最近はご近所同士の関係も希薄化していますし、「余計なことをしてトラブルに巻き込まれたくない」と思う気持ちを抱くのも確かに理解できます。
しかし、ご自身の立場に置きかえてみたとき、自分のお子さんが虐待を疑われて児童相談所の職員が来たとしたら、通告した人を腹立たしく思うよりも「虐待したと疑われてしまって恥ずかしい」と感じるのではないでしょうか。
児童相談所は虐待された子どもの保護をすることはもちろん、関係機関と連携して、虐待をしてしまったご両親のケアも行います。
ママ・パパたちの1本の電話が、不幸のフチに立たされた家族を救うことになりますので、虐待が疑われるお子さんを発見したら、いち早く専門家に相談するようお願いします。
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※ BlueSkyImage / Antonio Guillem – Shutterstock
【著者略歴】
※ 木川 雅博・・・星野法律事務所(港区西新橋)パートナー弁護士。損害賠償・慰謝料請求、不動産の法律問題、子どもの事故、離婚・男女間のトラブル、墓地・お寺のトラブルその他、法人・個人を問わず様々な事件を扱っています。