絵本の感想無理やり聞いてない?「アウトプットの強要」がわが子を苦しめる (2/2ページ)
そのママの強い語気で「つまらなかった」とは言えない雰囲気、ついオウム返しに釣られて「面白かった」と子どもが答えます。
また「どうだった?」と聞いても黙っているわが子。なんだかがっかりしてしまいますよね。
でも、本を読んで感動する場面は人それぞれです。また“感想がなにもない”のも立派な感想です。そして、中には“面白くなかった”の感想があってもよいのです。
親の期待通りの答えが返ってこなかったからといって、がっかりしないことです。誘導尋問するのは止めましょうね。
一定の価値観を押し付けると自由な発想の芽を摘むことになります。どう感じたかアウトプットさせたくなりますが、そこはグッと我慢しましょう。
■幽霊のような文字でも心配不要!しっかりインプットされている
お友達は綺麗な字を書いているのに、ふとわが子の文字を見てみると、お化けのような幽霊のような字。
でも、頭の中ではどこをどう書けばいいのか字形が入っています。まだ手や指先が器用ではないため書けないだけです。繰り返し練習していれば、そのうち書けるようになります。
ママにとっての見た目が満足できない文字でも、お手本の文字を見ていれば正しいイメージが頭の中に入っていますから、焦ってはいけませんよ。
いかがでしたか?
ついつい、子どもがちゃんとわかっているかどうか確認したくて質問したり、テストしたりしますが、子どもにとっては嫌なものです。
乳幼児期はインプットの時期、ただただ録音していればいいのです。
再生ボタンを必死に押すような“アウトプットの強要”はやめましょうね。
【画像】
※ Oksana Kuzmina / Anna Omelchenko – Shutterstock
【著者略歴】
※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』