夏目三久が『真田丸』に?女優転身で叫ばれる”フリー女子アナ”神話の崩壊

デイリーニュースオンライン

写真は所属事務所HPより
写真は所属事務所HPより

 まさかの“女優転身”に衝撃が走った。夏目三久(31)の所属事務所、田辺エージェンシーが夏目三久を女優として売り出すために、各所に打診を始めたと『週刊文春』(文藝春秋)が報じたのだ。「フリーの世界は本当に厳しい。キャスター1本では食べていけなくなる」という事務所の考えもあって、同事務所所属の堺雅人(42)が主演するNHK大河ドラマ『真田丸』への出演を画策しているという。

 フリーになった女子アナの女優業と言えば、『下町ロケット』(TBS系)に出演した高島彩(36)が記憶に新しい。

「美人な女優だと思ったら、アヤパンで驚いた。アナウンサー時代に身につけた発声が女優としても、魅力につながっている」

 とは芸能関係者の論評だ。女子アナから女優に転身した例としては、古くは元NHKアナウンサー野際陽子(80)が挙げられ、近年では2001年の映画『みんなのいえ』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した八木亜希子(50)もいる。

■「フリーは稼げる」神話の崩壊

 今回の夏目の女優業進出には、フリー女子アナの神話が崩壊した“台所事情”も露呈していると、テレビ関係者は語る。

「現在テレビ局は経費削減のために、できる限り在局のアナウンサーを使うようになっていて、フリーアナの活躍の場は減っています。夏目ならば1本100万程度かかるので、コスト差は歴然です。また、好感度の高い女子アナランキングも現在は局アナが上位を占め、フリーアナ人気は低迷気味。この現状は、フリーに転身すれば年収が何倍にもなるという神話が崩壊しかかっていることを意味している」

 女子アナから女優業への転身は、そう簡単にはいかない。演技力は未知数で、役柄も限られるだろう。しかし、業界内では女子アナ起用を考えている動きもみられる。

「最近では『めざましテレビ アクア』のメインキャスターを降板した牧野結美(26)も、若手映画監督からオファーの噂があり、女優転身かとささやかれています。また、4月からフリーになった加藤綾子(31)の所属事務所は、篠原涼子(42)や谷原章介(43)など俳優が多く所属。本人はアナウンサー業をメインに活動すると言っていますが、今後の活動次第ではバーターなどで女優業に手を広げる可能性はあります」(同前)

 フリー女子アナの活躍の場が限られた今、新天地の開拓のために動いた夏目。果たして、今後フリー女子アナは女優業に活路を見出せるのか。夏目の演技に注目が集まる。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。
「夏目三久が『真田丸』に?女優転身で叫ばれる”フリー女子アナ”神話の崩壊」のページです。デイリーニュースオンラインは、高島彩夏目三久加藤綾子女子アナエンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧