少年ジャンプが炎上商法?漫画家と編集部”公開喧嘩”の怪しい舞台裏 (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

 なぜ、このような“炎上商法”ともいえることを、天下の集英社がやってしまったのか。出版社で漫画誌の編集をしている男性に話を聞いた。

「編集サイドのアイディアでしょうね。やっぱり大手の人には『自分が優秀』という自覚があるのか、こういう思い付きを絶対ウケる! と自信満々でやっちゃうところがありますから。雷句さんの小学館との一件でも、訴訟にまで至った背景には、雷句さんが連載の終了を求めていたにもかかわらず、編集部サイドから引き伸ばしにあったことや、編集サイドからのアイディアの押しつけにストレスを抱え、両者の関係が悪化していたことがあると言われていますし。実際、知人の漫画家さんにも、大手の編集に無理矢理ストーリーを変えられただとか、原稿を投げつけられただとか、そういう話をよく聞きますからね。無論、そうしたアイディアがヒットして名作になった、という例もたくさんあるんでしょうが、今回みたいにスベっちゃった時に誰が責任をとるんでしょうか。ちょっと穿った見方かもしれませんが、うすた先生が途中であんな呟きをしてしまったのも、このバレバレのプロレスをやらされることへのちょっとした反抗なんじゃないかって勘ぐってしまいますよね」

 男性の言う通り、うすたがプロレスを暴露するような発言をしたのがこの炎上商法へのせめてもの抵抗だったのかどうかはわからない。だが、豪華な作家陣を揃え、漫画のクオリティだけで勝負できるはずの大手出版社が、今回のような茶番を行って、結果として作品への印象を悪くするという事態を引き起こしてしまうのは、まさに愚行と言っても過言ではないのではないか。今後は純粋な漫画の面白さで注目を集め、我々を楽しませてくれるよう切に願うばかりである。

文・橘カイト(たちばな・かいと)
※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。
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