英才教育をすると「思いやりのない子」に育ってしまうって本当なの? (2/2ページ)
その情報を冷静に分析することが振り回されないコツですよ。
■勉強が出来ない方が心が折れる
英才教育はやり方によっては頭でっかちになることもありますが、全ての子に言えることではありません。ましてや思いやりの心が育つかどうかは別の問題です。
小学校に入学して自分の名前も読み書き出来ない、数が数えられない、時計が読めないと入学直後からつまずいてしまいます。
友達は自分の下駄箱を見つけ、黒板の文字をノートに写していても自分にはそれが出来ない。時計が読めないから休み時間の終わりがわからない。こうなると段々と自信がなくなります。中には「どうせ僕なんか」と自己否定する子も出てきます。
実際、小学校では算数が一番出来る子が算数の授業に集中しています。更に宿題も欲しがります。そしてきちんとやってきます。ますます学力がアップします。
これに対して算数がチンプンカンプンな子はわからないので授業に集中できません。苦手意識があるので宿題を嫌がります。結果、学力低下の悪循環が起こります。
わかるから楽しいのが人間です。勉強に対して苦手意識をもたせないようにすることも大切です。
いかがでしたか。
“勉強ばかりしていた=優しくならない”なんて因果関係はありません。あったとしたら、勉強を無理強いされ、間違ったら罵倒されるなどの心理的虐待を受けたり、親から褒められなかったり、友達からいじめを受けたなど別の原因です。
物事はきちんと分けて考えましょうね。
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【著者略歴】
※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』