barre Astié バー・アスティエを広めたい 坂東祐子 #4 バレリーナから一転、親の介護に (1/2ページ)

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barre  Astié  バー・アスティエを広めたい 坂東祐子
barre Astié バー・アスティエを広めたい 坂東祐子

 もともとは、バレリーナ。高校を卒業後、フリーで舞台に立ち、オーディションを受けながらキャリアを積んでいくつもりだった。でもその矢先に、事態が急変。

「母親が脳梗塞で倒れ、言語障害の半身不随になりました。姉は結婚したばかりで妊娠中、妹は大学受験生、必然的に私が介護することになり、ほぼ10年間は介護がメインの生活でした。とてもカンパニーに入る余裕はなくて、これで人生終わった、とまで思いました」

 バー・アスティエとの出合いは、そうした暮らしの合間、息抜きのように訪れたフランスでのことだった。自分の身体・精神の持つ可能性を大きく伸ばしてくれるバー・アスティエに惚れ込み、創始者のアラン・アスティエ氏に師事してマスターし、それを日本に導入するまで10余年。日本に協会を設立してから丸6年を経て、ようやく日本にも95人の講師が誕生した。近年、バー・アスティエの真価は徐々に浸透し、バレエ界では新国立劇場のダンサーへの講習会も行われた(アラン・アスティエ指導・坂東祐子通訳兼アシスタント)。また、フィギュアスケートや新体操のオリンピック出場選手のトレーニングに導入されたり、女優や伝統芸能のジャンルまで、バー・アスティエのファンは増えつつある。

「介護していた10余年のおかげで、私はバレエ以外の世界を知ることができました。もともとの私はすごくわがままな人間ですけど、いろんな人の気持ちを想像できるようになった。20代の時点でいろいろなものを見て、さまざまな経験しをしたことで、人としてのあり方を教えられたなと思います」

出演:坂東祐子(ばんどう ひろこ)

4歳よりバレエを始め、クラシック、モダン、ミュージカルなど幅広いジャンルの舞台に出演。1991年より渡仏、クラシック・バレエ、barre au solを学ぶ。リヨンにてアラン・アスティエに師事、アスティエ氏によるbarre au solのオリジナルメソッド〝バー・アスティエ〟(barre Astié)を継承。1996年より毎年「アラン・アスティエ講習会」を日本で企画開催。2009年1月バー・アスティエの普及を目指し「NPO法人バー・アスティエ協会」設立。バー・アスティエ協会理事長、バー・アスティエ協会公認講師。

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