HKT48の曲は女性蔑視?秋元康と31年前の”アブない歌詞”騒動
人気アイドルグループ・HKT48の楽曲『アインシュタインよりディアナ・アグロン』の歌詞が、「女性蔑視」だとしてネット上で“炎上”が続いている。問題となっているのは、「女の子は可愛くなきゃね 学生時代はおバカでいい」「世の中のジョーシキ 何も知らなくても メイク上手ならいい」などの部分。作詞を担当した秋元康(58)に批判の目が向けられている。
ファンの間からは、「批判というか言いがかりだろ」「秋元を擁護するつもりはないけど、いちいちこんなことで騒ぐなよ」といった騒動そのものを切り捨てる声や、「今必死こいて頑張って勉強してる子にとって侮辱的な発言」「何回見ても気持ち悪い歌詞」など賛否両論が渦巻いている。
そんな中、「なんで4月リリースの曲が今頃になって騒がれているんだ」と遅れてやってきた炎上問題を疑問に思う声もある。そうした点も含めて、いわゆる「炎上商法」なのではと推測するのは、あるレコード会社関係者だ。
■31年前にも秋元康の”アブない歌詞”が物議
「秋元氏の楽曲は歌詞や曲タイトルにおいて、奇をてらったインパクトのあるものがほとんど。そのため一度誰かの目にとまれば、様々に解釈されて曲そのものが話題になります。実際にこれまでも女性蔑視ではないものの、男が身勝手にも理想とする女性をイメージした楽曲は多数発表されていましたが、今回はたまたまフェミニストの目にとまり、ここまでの炎上騒ぎに発展した。AKBサイドとしてはしめたものでしょう」
31年前の1985年、当時人気のアイドルユニット・おニャン子クラブのデビュー曲『セーラー服を脱がさないで』の作詞を担当した秋元。現在では「アウト」になりかねない過激な歌詞で問題視されたものの、話題性も相まって大ヒットを飛ばした。インパクトを狙った言語センスは当時から健在であり、それを知る者にとっては「何をいまさら」といったところなのかもしれない。
「秋元氏側からすれば、こうした騒ぎになるのは狙い通り。30年前の手法を未だに使い続けていることにはある意味で驚きますが」(前出・関係者)
シングル『74億分の1の君へ』のカップリング曲に過ぎなかった本楽曲であるが、思わぬところで知名度を上げた曲として、人々の記憶に残ることになりそうだ。
- 文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
- ※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。