【イタリア都市巡り】ヴェネツィア、水の都に香る中世と民衆の生活 (1/3ページ)
「水の都」、「アドリア海の女王」、「アドリア海の真珠」……
数多くの愛称を持って親しまれるイタリア北部の大観光都市「ヴェネツィア(ベニス)」。


互いに結ばれた小さな島々の合間を、運河が縦横に走る。
どこか懐かしく、洗練された美的な街の風景は、見る者の言葉を奪う。
トーマス・マン、ウィリアム・ターナーなど多くの芸術家に愛され、インスピレーションを与え続けてきた都市だ。
ヴェネツィア共和国として栄えた中世の名残りは、現代ヴェネツィアの多くのシンボルに宿る。
サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂は、17世紀初頭の黒死病大流行に苦しんだ民衆の祈りを反映している。

サン・マルコ寺院、サン・マルコ広場は揃ってヴェネツィアの観光名所だ。
寺院はビザンティン建築を代表する形式で、内部には黄金や宝石が多数埋め込まれている。広場は世界で最も美しいとも言われ、実際に自分の足でこの地に立ってみると、それが事実かもしれないと思えてくる。