【5月22日】胸のなかの「悲しみ」が消えていく!5月の満月に咲き乱れる花とは? (3/3ページ)

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【かぐや姫の悲しみ】竹の花は「死」のサイン
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皆さんは、竹にまつわるちょっぴりこわい話があることをご存じでしょうか?

竹林はある一定の周期でいっせいに花を咲かせ、やがていっせいに枯れてしまうそうです。竹に咲く花は、その竹林の「死」を意味すると思うと、すこし背筋が寒くなりますね。

竹に花が咲くというのは非常に珍しいことから、「竹に花が咲けば凶年」と言われ、昔から恐れられていました。その周期は竹の種類によって異なると言われていますが、およそ60年から120年周期と言われています。

開花の周期や寿命など、竹にはまだまだ解明されていない部分が多いことから、神秘の植物と言われているんですよ。

「竹取物語」は、竹から生まれたかぐや姫が、月へと帰っていくという神秘の物語でした。かぐや姫という美しい花がもたらした、深い悲しみ。それは花が咲き、いっせいに枯れてしまう、竹林の一生とどこか重なるものがありますね。


愛を失った人を癒してくれる香り
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5月22日は、ちょうど満月ですね。満月はかぐや姫が月に帰った日。5月の満月はひときわ強いエネルギーが、天から地へとそそがれる特別な月といわれています。満月に月のエネルギーはピークに達し、そこから日一日とスローダウンしていきます。

この時期はリラックス効果の高い甘い香りを。初夏に旬を迎える香りといえば「スイカズラ」です。かぐや姫とともに生きる希望を失った帝が、手紙と不死の薬を燃やした富士山でもスイカズラの花が咲き乱れます。

「忍冬(にんどう)」とも呼ばれるスイカズラは、愛を失った悲しみを癒す花。濃厚な蜜のような甘い香りが、悲しみでいっぱいになった心を鎮め、おだやかな時間を運ぶといわれています。私も大好きな香りです。

この5月、そして心が悲しみでいっぱいになった夜は、甘いスイカズラの香りにつつまれておやすみくださいね。
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