“辛い恋”から抜け出せず本気で悩んだとき思い出して欲しいこと (3/3ページ)
「この恋に多くのエネルギーをつぎこんだ」「私が彼を選んだ」という認知と、「この恋は失敗だった」という認知は不協和ですから、認めがたいのです。
認めた時点でこれまでの苦労や苦しみがすべてムダになってしまいます。
別れると、その不協和を全て受け入れなければならなくなるので、「いつかは彼も変わってくれる」「苦しいけれど彼を愛している」「私には彼しかいない」と理由をつけて認知を変えてしまう…目先の苦しさから逃れようとして、自分で自分の心を騙してしまうんです。
予言がハズれた後で、よけいに熱心に信仰してしまうのは、深層心理に「失敗したんじゃないか」という不安があって、それを打ち消すために逆の行動をとることで自分を騙しているんです。
駄目な男性に尽くしてしまう人も同じこと、そして尽くして苦しめば苦しむほどその恋から抜け出せなくなる……
「辛い恋」でないと燃えないといったタイプの人もいるかもしれません。
が、『辛くて別れたい恋から抜け出せない』と悩む方の多くは「認知的不協和理論」の作用によって判断の目を曇らせた状態に陥っています。
苦労して結ばれた恋人でもダメな恋はダメ。
多くの投資も、心が千切れそうな我慢も結局はムダだった。
失敗を認める勇気があれば、辛い恋から抜け出して新しい扉を開くことができます。
どうして私はこの恋から抜け出せないの? と悩んだら、「認知的不協和理論」という言葉を一度は思い出して欲しいと思います。
参考文献
「恋ができない うまくいかない あなたのための恋愛心理学」 伊東明 アスペクト
Written by mami
Photo by VaMedia