一見メイドさんに見えますが、実は「国分寺稔」に作られたパソコンである「柚姫（ゆずき）」。普段はその格好の通り、主人やお客様のおもてなし、家事などをこなしますが、その体には稔の作った高性能パソコンとしての機能が備わっています。複数あるパソコンの中で、もっとも稔に愛されている「柚姫」。今回はそんな「柚姫」の魅力について紹介させていただきます。


⇒柚姫とは？（ちょびっツ）
http://www.charapedia.jp/character/info/1750/


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■高性能パソコン

　セクシー系のパソコンが多数存在する国分寺家において、唯一ゆるふわ巻き髪をサイド２つに結んだ癒し系の外見。物腰は柔らかく穏やかで、気遣いも完璧です。初めて「ちぃ」と接続した時、国分寺家のパソコンが軒並み倒れてしまい、最後に柚姫が接続を試みた事からも、国分寺家内ではスペックの高い方だと思われます。

　彼女のモデルは、稔の亡くなった姉「楓」です。顔だけでなく、性格も動きも好みも、全て稔がプログラムを設定し、動かしています。基本的には稔のプログラム通りに動きますが、主人への忠誠心が強いあまり、稔の命令外の行動を起こす事もあり、多少の自我は持っていると推測されます。

■常に稔のそばに

　稔が部屋でパソコンを操作する時はもちろん、外出先でも一緒に行動する柚姫。彼女の方が身長が高いので、まるで姉と弟のようですが、稔が中学１年生でも大人びている方なので、見方によっては恋人同士にも・・・？稔の話し相手になったり相談に乗ったり、時にはお茶を淹れて休憩を促したりと、柚姫も稔の為に尽くします。これだけ従順で穏やかな笑みを絶やさないパソコンがいたら、ついつい手元に置いておきたくなってしまう稔の気持ちも理解できますね。

■人間とパソコンの恋

　姉の代わりにと作った「柚姫」を、姉の代わりではなく「柚姫」として愛したい気持ちが芽生えてきた稔。そして、稔の為に「楓」に出来る限り近づこうとするものの、決して近づけない事も分かっている柚姫。この２人の恋が成就した瞬間は感動ものです（コミック第７巻を是非）。最初は姉の性格を模倣した事もあり、姉が弟に諭すような言い方をする事もありましたが、人格のデータを失ってからは柚姫の個性が少しずつ出てきました。主人とパソコン、姉と弟の関係から脱却したその後の２人・・・気になります。

　姉を失い、穴が空いてしまった稔の心を埋めた「柚姫」。これからもその笑顔で稔の心を幸せで埋め尽くしていく事でしょう。


【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者：あきにゃん（キャラペディア公式ライター）