伝説のGメン・小林潔氏が清原和博に激烈メッセージ(2)必ずや再起を果たせると… (2/2ページ)
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小林潔
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週刊アサヒ芸能 2016年 5/26号
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手記
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渡辺恒雄
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清原和博
ついでに言えば、私はタバコを1日に3箱も吸う折り紙付きのヘビースモーカーだった。しかしそれも、今はやめてしまった。
現役時代は、思索する時、タバコをくゆらせて考えをめぐらしていたが、やめてからもタバコとライターをあえて机の引き出しに残したまま。時折、引き出しを開けては、往時をしのんでいる。といって、タバコを吸いたいと思うことはない。
清原君、大麻は薬効が弱いが、長くやって深みにハマる。覚醒剤は一気にやって、一気にハマる。
ちなみにいうと、(覚醒剤中毒を)克服したと思っていても、後ろから「オイ!」と肩を叩かれただけで、その拍子にフラッシュバックすることもある。
統計に従うなら、50歳に手が届きそうな君が立ち直れる確率は低いことになるが、それはあくまで統計上のこと。プロ野球であれだけのことができた君のことだ。私は必ずや、君が再起を果たせると信じている。
さて、これを書いている時点で、17日の初公判では「ハマの大魔神」こと佐々木主浩氏が情状証人として出廷するとのニュースが流れている。まずは信頼できるアドバイザーをつけ、心が折れそうになった時、相談することだ。
闘いは始まったばかり。しかも、終わりがない己との闘いなのだ。
不躾なことばかり書いてきたが、気を悪くしないでほしい。世の中には私のようにお節介なファンもいることを分かってほしい。
では、君の再起を祈りつつ、筆を置くことにする。
厚労省関東信越厚生局麻薬取締部 元捜査第一課長