60歳以降は厳しい!年を取ったらできなくなる10の意外な職業
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みなさんは何歳まで働きたいですか?
味の素株式会社が行った調査によれば、40代、50代の61.3%が「60歳以降も働き続けたい」と回答。一方、60歳以降の就業に関しての不安では「体力的に続けられない」がトップという結果が出ています。
経済的な理由などから、定年後も仕事を続けたいと希望する人は少なくありません。しかし体力や認識力を要求される職業では、高齢になればなるほど、業務をこなすのが難しくなるでしょう。
そこでアメリカの時事解説誌『U.S. News』から、年を取るにつれてできなくなるリスクがある職業を紹介します。
■1:航空会社のパイロット
パイロットは高年収で、憧れる人も多い職業です。乗客の命を預かり、航空機を操縦する仕事には、肉体的スタミナや優れた視力、新たな情報に迅速に反応する能力などが求められます。しかし高齢になれば、体力や視力は低下しやすくなります。
■2:組立工
私たちが日常的に使用する部品や製品を作る仕事です。座る作業か、立つ作業を長時間続け、たくさんの細かい作業を行います。手先の器用さを要する仕事ですが、これは加齢とともに衰える傾向があります。
■3:トラック運転手
労働時間が長く、長距離を走るトラック運転手。安全に運転するためには、良い視力が必要不可欠です。
また、いろんな場所に荷物を届ける仕事のため、慣れたルートだけでなく、新規のルートを使うこともあります。高齢ドライバーになると、新しいルートでの走行中に問題が発生する可能性が高くなるそうです。
■4:看護師
安定した収入を得られ、女性が多く活躍しています。しかし長時間立ちっぱなしで、夜勤がある仕事のため、体力が求められます。
また新しい薬や技術、システムについて継続的に学ぶことが必要ですが、高齢になれば新しいことを覚えることが難しくなります。
■5:織物オペレーター
工場で各繊維の糸から織物を製造する仕事であり、正しい順序で作業を進めなくてはなりません。この職業では、奥行知覚がとても重要ですが、これは早い年代で失われて行きます。
■6:清掃作業員
オフィスビルやホテルなどを掃除する仕事です。清掃用の機械を操作したり、用具や補充品を持ちあげたりと、作業中はほとんど立ち仕事になり、けっこうな体力を使います、年をとると体力的にもきつくなってくる作業です。
■7:カメラマン
写真撮影のプロには、高い技術力とセンスが求められます。機材やテクノロジーについての知識を持つこと、最高の瞬間を見逃さない集中力も重要です。
また人気カメラマンになれば、国内外さまざまな場所に仕事で行くことになりますが、それには体力も必要になります。
■8:料理人
飲食店などで美味しい料理を作る仕事です。手先の器用さだけでなく、次々に入る注文に対応するスキルも求められます。
また複数の料理を同時に作る際は、加熱し過ぎないよう注意すること、自分自身が焦らず調理することなども重要です。しかし高齢になれば、注意力や集中力が低下しやすくなるでしょう。
■9:保育士
保育園や幼稚園などで、子どもの保育をする仕事。
子どもたちの気持ちや問題点を事前に察知することや、子どもと一緒に遊んだりするには、体力やエネルギーが必要です。また子どもたちを落ち着かせたり、抱っこしたりするのは、体力が衰えると大変だと感じることがあります。
■10:管理職
組織を管理し、部下に指示を出す仕事です。常に新しい情報を入手し、時には非常に短い期間で意思決定をしなければなりません。
管理職には、臨機応変に結論を下すことが求められますが、年を取って判断力や決断力が鈍れば、それが少し難しくなるでしょう。
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どの職業もずっと続けていける保障はありません。しかし働く意志があるのに、体力的に働けないという事態をなるべく避けるためにも、今から健康に対する意識は高めていきたいですね。
(文/椎名恵麻)
【参考】