山﨑賢人に承太郎役は務まるのか?『ジョジョ』実写化に阿鼻叫喚

デイリーニュースオンライン

「ジョジョリオン1」より
「ジョジョリオン1」より

 最近の日本映画界には、炎上商法を是とする風潮があるのかもしれない。5月下旬、人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの第三部が「2018年に実写化される」と一部メディアで報じられ、ファンの間で悲鳴まじりの声が広がった。また、主役の空条承太郎役には山﨑賢人(21)が内定しているという情報が駆けめぐるや否や、容貌的に不釣合いな配役が不評を買っている。

■「ハガレン」実写化以上の悪夢か?

『ジョジョの奇妙な冒険』は、荒木飛呂彦氏が1986年から描き続ける長編冒険漫画。DIOやその後継者たちとジョースター一族の戦いを描く。同作は現在『週刊少年ジャンプ』(集英社)から移行して月刊誌の『ウルトラジャンプ』(集英社)で第八部にあたる『ジョジョリオン』を連載中だ。

 そんな本シリーズの中でも特に人気を誇る第三部「スターダストクルセイダース」の実写化の一報が報じられると、「ジョジョ実写化」のワードがSNSや検索サイトでトレンド入り。「信じない」「デマだろ」「どう考えても無理だろ!? 」という反応が多発し、2017年に公開予定の実写映画『鋼の錬金術士』以上の悪夢だと言わんばかりの騒ぎになった。

「もう、爆死するしないの次元ではありません。拝むように『冗談であってくれ』という論調が大半です。仮に報道が事実であれば、ファンが皆忘れた頃に突然発表されるかもしれません。タイミング的には、ドラマ版『デスノート』(日本テレビ系)が終了する際に新作映画を発表したように、アニメ版の第四部が終了する時などが考えられます。公開予定が2018年ということもあり、早ければ年内、遅ければ年明け春頃までに発表されるのではないでしょうか」(報道関係者)

 もう一つファンの不評を買っているのが、第三部の主人公・空条承太郎の配役。なんと山﨑が内定しているというのだ。

 承太郎といえば、身長195cmで筋肉隆々、そしてドスの聞いた低い声が特徴だ。一方、山﨑は『orange』や『1週間フレンズ。』『ヒロイン失格』の実写化作品など少女漫画系の恋愛物に度々出演する優男。それだけに「こんなひょろひょろがムキムキの承太郎を演じきれるのか」「本当にやめてくれ」と怒りまじりの批判が相次いでいる。

 山﨑はすでに、男子向け漫画の実写ドラマ『デスノート』で一度酷評された過去がある。同作で主要キャラクターの「L」を、映画版の松山ケンイチ(31)に代わって演じた。第1話の平均視聴率16.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)から8.2%まで下落した時期には、怪演で絶賛された窪田正孝(27)とは対照的に、一部の原作ファンから「Lと認めない」「(演技が)ただのナルシスト」などと非難を浴びて戦犯の一人に挙げられた。

 今回のジョジョ作品では、「ハマリ役だ」として脚光を浴びているのが北村一輝(46)。以前、承太郎や第四部の敵キャラ・吉良吉影風の画像がネット上に流出してからというもの、「せめて北村が出演してくれ」と懇願する声が絶えない。

「世間では北村一輝のようなアクの強い俳優が求められているのに、ウワサに挙がっているのは真逆の山﨑。筋肉モリモリで195cmの設定の承太郎を山﨑が演じようものなら、世界観が崩れる可能性が高く『正気の沙汰ではない』という見方のファンが多いようです。山﨑は女性ファンが多いのですから、炎上必至の危険なチャレンジを犯さず、"少女漫画界の藤原竜也"を目指すのが無難だと思いますが」(前出・関係者)

 ファンの間で阿鼻叫喚の「ジョジョ」実写化プラン。はたして現実となるのか幻と化すのか。当分、ファンは気が気でないだろう。

文・海保真一(かいほ・しんいち)
※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。
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