お得なビールは400円?350円?本当の「価値」を見抜く方法 (1/3ページ)

Suzie(スージー)

お得なビールは400円?350円?本当の「価値」を見抜く方法

『あれか、これか――「本当の値打ち」を見抜くファイナンス理論入門』(野口真人著、ダイヤモンド社)で著者が訴えているのは、「ファイナンス理論」の有効性。

それは本当の価値を見抜き、正しい選択をするために人類が産み出した究極の実学なのだといいます。

著者の言葉を借りるなら、ファイナンスとはすべての価値をお金に置き換える“現金な”学問。

その証拠に、ほとんどの金融商品・ギャンブル、あるいは詐欺までもが、「現金(キャッシュ)が持つ魔力」をうまく利用することによって成り立っているのだそうです。

つまりファイナンス理論は、それらのまやかしを見破り、“本当の価値”を見極めるためのシステム。

そして驚くべきは、ファイナンスの価値体系において、現金は「もっとも価値の低い資産のひとつに位置づけられているということ。

■お得なビールはどっち?

ところで著者は、読者に対してある質問を投げかけています。

「同じ銘柄のビールがコンビニAでは400円、隣のコンビニBでは350円で売られていたとしたら、この場合、お得な買いものは?」というもの。

当然のことながら、お酒好きの方は「コンビニBに決まっている!」と思うことでしょう。

しかし、ビールを飲まない人にとっては、「どちらも買わない」が正解であるはず。どうせ飲まないビールなら、買わないほうがマシだからです。

また、このビールが普段から300円で売られている商品だとすれば、どちらのコンビニで買っても損することになります。

この例からもわかるとおり、私たちは買いものや取引をする際、価格を見比べて損得を判断しようとするものです。

「こちらのほうが価格が安いからお得だ」「あっちのほうが価格が高いから、価値も高いに違いない」というように、価格同士の比較が価値判断の基準になっているということ。

しかし、価格だけを見くらべても、正しい判断はできないと著者はいいます。これは、ビールを株式に置き換えて考えてみると分かりやすいのだとか。

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