​​「がんばります!」はNG? 大学生なら学んでおきたい「カジュアル言葉」が信頼を損なう理由

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社会人になったとき、ビジネスの場で使う言葉に自信がありますか? おそらく「自信がある」という人は少なく、今でもバイト先などではなんとなく周囲のまねをして話しているということが多いのではないでしょうか。しかし落とし穴なのが、年齢によって許される言葉遣いが変わってくるということです。社会人になってくると、学生のころと同じようなカジュアルな言葉づかいが許されなくなってきます。

■成し遂げた仕事をちゃんと評価してもらうために

カジュアルっぽいけれど人と仲良くなりやすい「丁寧語のような言葉」。ゼミやサークルの先輩にはかわいがってもらえるでしょうし、人間関係は良好に築けるでしょう。しかし社会人になると、その立場と業務内容によって言葉遣いを重みのあるものに変えていかないと、正当な評価がされにくくなってしまうことがあります。若いうちは「かわいいヤツ」だと通用していた言葉も、中堅になってくると「ただ生意気で浅慮なヤツ」に見えてしまうのです。

■こんな使い方は要注意!

たとえばよくあるのが「がんばります!」「それわかります!」という言葉。若い頃は「おっ、元気があっていいね」と思ってもらえますが、いつまでも「がんばります!」では中身が伴っていないのではないかと不安がられることがあります。逆に言えば、重みのある話し方をすれば、信頼感を得やすいということです。「がんばります!」ではなく「精進してまいります」、「それわかります!」ではなく「お察しいたします」を使うと、言葉に重みを感じさせることができます。

また、話の途中で言葉の語尾を上げがちな人は、確認を求めているように見えるため自信なさげな印象を与えてしまいます。イントネーションは文のはじめが一番高く、全体的に下がっていくのが基本です。明快で誠実な態度を見せ、信頼感を得るためには、自信のない言葉でも語尾を上げないようにしましょう。

■与えたい印象にふさわしい言葉を使う

カジュアルな言葉を使っていると若者同士では親しみやすいかもしれませんが、社会人の場では信頼を得にくくなってしまうことがあります。与えたい印象が「カジュアル」ならそのままでいいですが、大抵の人は信頼されたいと考えるでしょう。それなら、「信頼される人はどんな話し方をするか」を考えながら言葉を使っていく必要があります。

どんな評価がなされ、次にどのようにつながっていくかは、その人の「人となり次第」というところは現代社会にも根強く残っています。話し相手にきちんと信頼してもらえるかは、今後のキャリア形成に大きな影響を及ぼします。話しかた一つで印象をよくすることができるのなら、大学生の今のうちから、気を付けるにこしたことはないですよね。

(ファナティック)

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