大学生のあなたも危険?! 交通事故が多い都道府県Top3!

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交通事故は、大学生のなかでも身近にある危険の中で一番意識することが多いものではないでしょうか。今回はそんな日本の交通事故の発生状況についてくわしく見てみましょう。意外なデータが明らかになりますよ。あらためて交通安全を意識して生活したいですね。

■大都市は交通事故が多い!

平成25年の交通事故発生件数データについて見てみると、日本全国で約63万件です。軽微なものも含んでいますが、発生件数第1位は愛知県(48,949件)、2位は大阪府(46,110件)、3位は福岡県(43,678件)と、大都市を擁するエリアで交通事故の発生が多いことがよくわかります。

人身事故のうち、約半数が交差点で発生しており、特に国道など大きな道路が交わるところで、通勤時間帯や休日の渋滞時に軽微な事故が多数発生しているようです。事故原因としては、前方不注意や安全不確認などが主なものとしてあげられます。

■交通事故発生率・交通事故死者率は地方が高い

こうした大都市では死亡事故も多いのかと思いきや、人口10万人当たりの交通事故死者数では福井県(7.1人)、徳島県(6.3人)、岐阜県(6.1人)となっており、全国平均の4.3人と比べて圧倒的に高い数字になっています。車の保有台数に対する事故発生率も、佐賀県、福岡県、香川県がトップ3となっており、必ずしも大都市ではないところ、地方でよく起こっているともいえるようです。

これは、大都市ではスピードが出にくいため、死亡事故の割合が比較的低く、地方では車が少ない分スピードが出てしまい、死亡事故につながるのではないかとみられています。単純に事故発生件数だけで比較できない、複雑な背景があるといえます。

■トラックによる死亡事故は埼玉県が最も多い

ところで死亡事故件数について、トラックが第一当事者となったものについてだけ見てみると、埼玉県が32件、大阪府が29件、愛知県が22件となっています。大都市近郊のトラックによる貨物輸送時に死亡事故が多く発生していることが見受けられます。どうしても人口が多いとそれだけ物流も活発になるため、死亡事故件数が多くなってしまうようです。

なお、日本全体で、高齢者の死亡事故も増えてきています。高齢歩行者の特徴について、「反射材なしの黒い服装」で、「夜間、薄暮時」に「ななめ横断中、左からきた車両と衝突」する事故が多く発生しています。車を運転するさいには気を付けるようにして、身近な高齢者には注意を喚起しましょう。

日本の交通事故件数は、平成16年をピークに減少傾向に見られます。しかし地方やトラック輸送といった視点で見れば、減少傾向にないところも見受けられるため、学生のみなさんも普段から安全の意識を高めて気をつけてくださいね。

文・ファナティック

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