73.6%の女性がセクハラに泣き寝入り!上手なセクハラ対処法

Suzie(スージー)

73.6%の女性がセクハラに泣き寝入り!上手なセクハラ対処法

こんにちは。接客コンサルタントの樋口智香子です。

周囲から愛され、信頼される、魅力的なビジネスパーソンを育成する人材教育をしています。

共同通信の調査で、都道府県議会の6割もの女性議員にセクシャルハラスメント経験があることがわかり、話題になっていますね。

セクハラを受けた女性は、加害者になにも対応ができず、泣き寝入りしてしまうケースが多いようです。

日本労働組合総合連合会の調査によれば、被害を受けた女性のうち「無視した、受け流した」が46.8%、「それとなくいやだという態度をとった」が26.8%と、消極派が7割以上を占めています。

不快だと意思表示ができないのは「職場にいづらくなる」「働きづらくなる」という、仕事への影響を考えてのこと。とはいえ、加害者への怒りや傷ついた心をそのままにしては、よい仕事はできません。

そこでご提案したいのが、セクハラの上手な対応方法です。

■1:怒るのではなく「傷ついた」という気持ちを伝える

セクハラをする男性の多くは、自分の行動がセクハラにあたると思っていません。実際、セクハラ加害者だといわれた経験のある男性のうち、57.6%は「セクハラという指摘は妥当ではない」と答えているのです。(人事院調査)

こうしたセクハラ男性は、女性が傷ついていることにすら気づきません。

そこで大切なのは、「あなたの言葉に傷ついている」という気持ちを伝えること。

男性からすれば「セクハラです!」と目くじらを立てて、キーキー怒る女は、正直、めんどくさい。けれども、「傷つきました」と悲しむ女性を、無下に扱える男性は少ないのではないでしょうか。

■2:暴言上司もおとなしくなるDESC法によって撃退

「DESC法」というコミュニケーションスキルがあります。

相手の態度に流されることなく、自分の感情や状況を上手に伝え、相手に納得してもらえる方法です。

この「DESC法」を用いて、セクハラ暴言上司をおとなしくさせる例をご覧ください。

セクハラ部長:「この部署の独身女性は君だけだね。結婚の予定はないのか?相手をしてくれる男はいないのか?」

D:(Describe)・・・描写する

自分の状況や、相手の行動を客観的に描写します。感情的にならず、事実を伝えることがポイント。

「この部署で独身は私だけだとおっしゃいましたね。男性との出会いはあるのですが、いま、おつきあいしている方はいません。」

E:(Express)・・・表現する

自分の気持ちを、素直に表現します。セクハラの場合、怒りではなく、その奥の悲しみや傷ついた心を伝えるとよいでしょう。

「私だけが独身なこと、実をいうと、自分でも気にしていて、ときどきみんながうらやましくなるんです。部長からもご指摘をいただくと、さすがに傷つきます……」

S:(Specify)・・・提案する

相手の行動に対し、具体的で明確な解決策を提案します。「○○していただけませんか」と、語尾を疑問形で伝えるのがコツ。

「これから婚活をがんばろうと思っていますので、しばらく結婚については、ふれないでいただけませんか?」

C:(Choose)・・・選択する

ここでいう選択とは、「相手が要望を受け入れた場合、受け入れなかった場合にそれぞれどうするかを選ぶ」という意味です。

D、E、Sときちんと伝えれば、どんなセクハラ上司でも、おとなしくなるはずです。ここでは、受け入れてくれた場合について、お伝えします。

セクハラ部長:「あ、あぁ……」

「ありがとうございます!これからも、部長のお役に立てるよう、仕事、がんばりますね。あ、婚活も!(ニコッ♪)」

セクハラ暴言には、負のエネルギーがのっています。負をふきとばすような、明るい笑顔で、撃退してくださいね。

(文/樋口智香子)

【参考】

樋口智香子のきらりと光るオトナ磨き

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