内閣府による「平成25年版・少子化社会対策白書」によると、未婚率は毎年上昇の傾向にあるそうです。大学生にとってまだまだ先の話でありますが、気になってしまう「結婚」。結婚しない人はどの程度増えているのか、何歳の男女にその傾向が強いのかなど、気になる未婚率データについて紹介します。

■2010年調査では、30～34歳男性のほぼ半数が未婚？

同資料によると、30～34歳男性の未婚率が2010年の国勢調査では47.3%あり、ほぼ半数の男性が未婚だったよう。また同じ年代の女性（30～34歳）の場合の未婚率は、34.5%となっていました。

ちなみに30～34歳男性の未婚率は、1980年には21.5%だったことから、その時代のほぼ倍にふくれあがっていることがわかります。またその他の年代の男性未婚率については、2010年で25～29歳男性が71.8%、また35～39歳男性で35.6%となっています。

25～29歳男性の未婚率は1980年では55.1%、35～39歳男性の未婚率は1980年には8.5%だったため、25～29歳層・35～39歳層でも未婚率が大幅に上昇していることがわかります。

■女性の未婚率も急増？

また同資料によると女性の未婚率も、各年代において大幅に上昇していることがわかっています。2010年国勢調査による調べでは、25～29歳女性の未婚率が60.3%、また30～34歳女性では34.5%、35～39歳女性では23.1%でした。1980年では25～29歳女性の未婚率24.0%、30～34歳女性で9.1%、35～39歳女性で5.5%だったため、いずれの年代においても未婚率が大幅に上昇していることがわかります。

■男性の生涯未婚率が急上昇！

同資料によると45～49歳、50～54歳未婚率の平均値をとり、50歳時の未婚率をあらわした「生涯未婚率」では、2010年で男性が20.14%、女性で10.61%となっています。この値も年々上昇を遂げており、特に男性では急カーブの伸び率を見せる上昇となっています。

いずれにおいてもいえるのは、男女ともに若い年代において未婚率が大幅に上昇しているということ。全体的に晩婚化が進んでいるようです。また男性の「生涯未婚率」が20.5%ということから、5人に1人の男性は生涯独身となる可能性が……。大学生のみなさんが大人になった

5年後、10年後の未婚率はまだわかりませんが、将来結婚したいと思っている大学生のみなさんは、早めに結婚したいと思える相手を見つけておいたほうがいいかもしれません。

文・ファナティック