「現代の目安箱」アプリがインドネシアで大人気 インフラ改善の決め手となるか (2/2ページ)
なぜならこの時期は雨季で、排水機能が充分でないジャカルタはたびたび冠水の被害に見舞われる。雨水を効率よく処理するというシステム自体が、まだ備わっていない。
そうしたことはすでに何年も前から叫ばれてはいるが、インドネシアの官僚主義がインフラ改善を阻害していたという面もある。
ならば、ジャカルタの「恥部」をいっそ全世界に公表してしまえというのが州知事バスキ・プルナマ氏の狙いのようだ。
■ 新興国ならではの発想
市民が都市インフラの不備や改善点を探し出し、写真に撮って投稿する。まさに新世代的な「民主主義」が、インドネシアで始まったのだ。
こうしたことは、経済先進国ではなく国民平均年齢の若い新興国がむしろ得意とすることではないのか。
現在日本を騒がせている大都市首長の不正は、該当の都市ならず全国民を激怒させている。だがここまで騒動が激化しているにもかかわらず、日本ではリコールを求めるデモがなかなか発生しない。
「日本人は大人しすぎる」と言われる所以だが、インドネシアではそうは行かない。役人の力が相対的に強い分、市民は時として過激な行動に出る。大規模デモが暴徒化するということも珍しくない。
そういうことを防止する意味でも、ジャカルタ州政府は「目安箱」に力を入れざるを得ないのだ。
【参考・画像】
※Qlue
【動画】
※Introducing Qlue – Pelaporan Masyarakat Jakarta Smart City-YouTube