​「人の小皿にお醤油を注ぐ」のはNG? 意外と知らないNGな食事マナー3つ

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大皿から料理を取り分ける際に自分の箸を逆さにひっくり返して使う「逆さ箸」、大学生のみなさんもやったことがある人が多いのでは? でも実はこの行為、れっきとしたマナー違反なんです。そのほかにも、「人の小皿にお醤油を注ぐ」こともNGなんだとか。今回は親切のつもりでうっかりやってしまいがちな食事中のマナー違反行為と、その理由を紹介します。

■とりわけ用の箸をもらうのがベスト

なぜ逆さ箸が生まれてしまうのかと言うと、そこに取り分け用の箸がないからでしょう。料理を取りわけたいけれど、専用のお箸がない場合に自分の箸を使うことになるのです。そして、口を付けたところは汚いため、「配慮して」あえて反対側を使ってしまうのです。

この場合、とりわけ用の箸をもらうのがベストな対策となります。大皿料理は取りわけるのが普通なため、お店の人も快く応じてくれるはずです。

■逆さ箸は衛生上の理由でNG

逆さ箸は、口に付けたところを使わないため一見正しいマナーのように思えます。しかし、手で持っている部分で料理を取ることになるため、素手で料理を触って取り分けたのと同じことになってしまいます。衛生的によくありません。また、人が握ったおにぎりも食べられない、という人もいるぐらい、素手で触られた料理に嫌悪感を持つ人もいます。そのため、逆さ箸はNGマナーなのです。

おまけに、逆さに使った後、またひっくり返して自分の箸として使用するわけです。箸の両端が汚れてしまっているわけで、見た目に美しくありません。料理が触れたところをナプキンで拭うのも限界がありますし、料理の水分を含んでしまうこともあり、手が汚れてしまいます。

■逆さ箸と同様にNGな意外な習慣

逆さ箸と同様に、よく見かけられるけれどもNGなマナーがあります。

・人の小皿にお醤油を注ぐ

人のお刺し身の醤油皿に醤油を注いであげるのも、実はマナー違反です。不安定になって注ぎにくい上、人によって醤油を入れる量は違います。「お先にどうぞ」と言って醤油差しを渡してあげるのがスマートです。

・手を受け皿のようにする(手盆)

よくテレビで見かけられる手盆も、特に日本料理ではマナー違反となります。口に料理を運ぶ際に、こぼしてはいけないからと箸と反対の手で受けながら食べることです。こぼれそうなら皿を持ち上げる、懐紙で受けるなどして、姿勢を正して食べることなどで対応すべきです。

逆さ箸や手盆など、本当にたくさんの人がやってしまっていることが実はマナー違反なんですね。マナーとは人を不快にしないようにすることなので、その場その場で判断することも大事ですが、何故マナー違反なのかを考えればわかることもあります。大学生のみなさんも、今のうちから正しいマナーを身につけていきましょう。

文・ファナティック

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