忙しい朝に40秒で選べる服だけ残すべし!服を上手に捨てるコツ

Suzie(スージー)

忙しい朝に40秒で選べる服だけ残すべし!服を上手に捨てるコツ

必要なものだけでシンプルに暮らす「ミニマリスト」に注目が集まっています。株式会社マクロミルが全国の30代~40代の男女を対象に行った調査でも、56.8%がミニマリスト的な生活を好むという結果が出ています。

そんな暮らしに憧れながらも、なかなか捨てられないのがクローゼットにぎっしりつまった服。「あまり着ていないからもったいない」「まだ着るかもしれない」と考えると、なかなか決心がつかないものです。

そこでご紹介したいのは、『服を捨てると幸せが見つかる』(やまぐちせいこ著、SBクリエイティブ)。

著者は1つのコーディネートを基本にワンシーズンを過ごす「ワンコーデ制服化」を実践中。「制服化」したボーダーシャツ×白のチノパンを3セットと、シャツやコートなど10着だけで快適に暮らしているそう。

今回は本書のなかから、服の「捨て方」「残し方」をピックアップしました。片づけに悩んでいるという人はぜひ参考にしてみてください。

■1:「捨てる」のではなく「残す」ものを考える

服をなかなか捨てられない人は、発想の転換をしてみましょう。

「なにを捨てるかより、なにを残すか」「なにを着るかより、なにをしたいか」「捨てることで、なにをしたいか」を考えることで、自分に本当に必要なものが見つかるといいます。

たとえば「こんな毎日を過ごしたい」とイメージすることで、着る服も自然と決まりますし、「服を減らしたらこんな自分になりたい」と想像すれば捨てるものも明確になってきます。自分なりの基準を持ち、まずは「残すもの」を見極めてみましょう。

■2:ワンシーズン着なかった服は捨てる

ワンシーズン(半年間)着なかった服は捨てましょう。約180日間も着るチャンスがあったのにその服を選ばなかったということは、心のなかではもう「いらない服」になっているのです。

■3:朝40秒で選べる服は残す

急いで出かけなくてはいけない朝、40秒でパパッと手に取る服は残してOK。そういうときは、反射的にお気に入りの服を選んでいるものなのです。

また、今日着たコーディネートを「明日も着たい」と思えるなら、色柄違いで何枚か揃え、「制服化」してしまうのもおすすめだといいます。

■4:「◯◯専用」のアイテムにこだわらない

服が増えてしまう理由の1つに、「場」ごとのアイテムが多いことがあります。デート用、仕事用、家用……。そんなふうにそれぞれのアイテムを持っていると、ものは増えるばかり。

たとえば冠婚葬祭でも使える黒のショルダーを普段も使うなど、なるべく共有できるものを持つことを心がけて。

■5:部屋着もお気に入りのものにする

よれよれになったTシャツや、ゴムが伸びた服を部屋着にしていませんか? 気楽にくつろぐ服と消耗した服は別物。役目が終わった服は「もったいない」と持ち続けるより、「お疲れさまでした」と感謝して処分しましょう。

部屋で過ごす時間も、自分にとっては大切な人生の一部。そんな時間をよれよれの服で過ごす方がもったいないことなのです。

■6:その服が自分になにをもたらしたかを考える

ものの価値は使ってみないとわかりません。高価なものでも使い心地が悪ければ、自分にとっての価値は少ないのです。

ですから、捨てようか迷うときは高かったか安かったかではなく、それが自分になにをもたらしてくれたかを基準にしましょう。

コツはプラスとマイナス両面から見ること。たとえば著者は以前は色柄のきれいなニットが好きだったそうですが、ワクワクする反面、そのニットに合わせたスカートや鞄、靴などさまざまなものが必要になり、ものが大量に増えてしまったという経験があるそう。

よい面と悪い面からものの価値を見極めれば、決断に迷いがなくなるはずです。

■7:まずはお試し期間を設ける

いきなり捨てるのが難しければ、まずは自分が何着で過ごすことができるのか「試してみる」「実験してみる」というスタンスで臨んでみるのもおすすめだそうです。

著者はワンコーデ制服化にたどり着くまでに、「着る枚数を決める」「着たい服以外はダンボール箱で一時保管する」「保管の期限を決める」「決めた枚数で生活する」というプロセスを繰り返したのだといいます。

捨てるかどうか迷う服は保管箱に入れて、シーズン中に取り出したものはクローゼットへ戻せばOK。ただし、保管箱には期限をもうけ、それが過ぎたものは処分するようにしましょう。

服を減らすと管理しやすくなるので、間違った買い物が減ったり、衣替えが簡単になったりというメリットもあると著者はいいます。

それにお気に入りの服だけがクローゼットに入っていれば、気持ちも上がりますよね。まずはできるペースで何が自分に必要なのかを見なおしてみませんか?

(文/平野鞠)

【参考】

やまぐちせいこ(2016)『服を捨てると幸せが見つかる』SBクリエイティブ

ライフスタイルと金銭感覚に関する調査-株式会社マクロミル

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