​コミュ力に自信がない大学生でもできる! 相手に好感を与える会話の基本「オウム返し」のコツ

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周囲とのコミュニケーションが苦手だと自覚している大学生の方はいませんか? もしかすると、人との関わりをむずかしくとらえすぎてしまっているだけかもしれません。相手が話す内容をこちらが全然知らなくても、会話を盛り上げることは可能です。今回は、会話術の基本である「オウム返し」を紹介! 気持ちを込めてオウム返しするだけで、今までより楽に会話が成り立つことが感じられるでしょう。

■相手の言葉を繰り返す!

オウム返しのやり方は簡単、相手の言葉を繰り返すだけです。たとえば「今日は教授にたくさん当てられてまいったよ」と友だちがいってきたら、「それはまいっちゃったね」と繰り返すのです。ポイントは、相手が言った言葉の中で、感情に当たる部分を繰り返すことです。相手が伝えたいのはその感情の部分です。もちろん「教授にたくさん当てられた」ことも感情の理由として大切ではありますが、一番伝えたいのは「まいっちゃった」というところです。そこを逃さずに受け止めて、「まいっちゃったね」と返してあげるのです。

■気持ちを込めて繰り返す!

コミュニケーションとは事実の伝達だけでなく、共感を得て心の距離を近づけるために行うものでもあります。オウム返しにおいても、そこが大事なところです。相手が伝えたがっている感情を逃さずに受け止めて、さらに、共感を示すようにオウム返ししてあげます。

たとえばこんな会話をしたとします。

「たくさん当てられてまいったよ」→「それはまいっちゃったね」

「ほんとだよ、あの先生どっか行ってくれないかな~」→「どっか行ってほしいよね」

「あっ、そうだ! 明日って台風来るのかな? やだな~」→「やだね~」

字だけで見てみると、有効なコミュニケーションが取れているのかよくわかりませんよね。ひょっとすると話し手は「こいつ、本当に私の気持ちわかってるのかな」と不信感を持っているかもしれません。オウム返しするときには必ず気持ちを込めるようにしましょう。表情、声のトーン、目線など、言葉以外のボディランゲージすべてを使って共感を示すのです。そうすれば、きっと気持ちが伝わったと思ってくれるでしょう。

■質問するより簡単で効果的

コミュニケーションが苦手な人は、「この人は私とは縁のない趣味を持っているから、いきなり話しかけられたら困るなあ、なんて返そうかなあ」という不安を持っているかもしれません。実際に会話しているときも、「質問しなきゃ」という義務感であせってしまっていることもあるでしょう。

しかし、オウム返しはなにか質問するより簡単で、しかも効果的なテクニックです。会話の方向性は相手が自分で決めてくれるので。会話が続く中で本当に自分が疑問に思ったところを質問すれば、さらに会話は弾みます。なにも知らなければ、「教えて」と頼むことだって立派なコミュニケーションです。

オウム返しは基本的な会話テクニックですが、一度見に付けてしまうとリラックスして会話にのぞめます。どんなに高度な内容の会話でも、よく聞いてみればオウム返しは頻繁に使われています。会話が苦手な大学生のみなさんは、オウム返しからまず実践してみると、苦手意識を克服できるのではないでしょうか。

文・ファナティック

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