​うなずくだけで会話がまとまる? 話し合いで使える「相づち」テクニック

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授業やサークルで話し合いをするときに、なかなか話がまとまらずに困ったという経験のある大学生はいませんか? サークル長やゼミ長をつとめている大学生のみなさんは、毎回議論がうまく進まずにうんざりしているかもしれませんね。そこで今回は、そんなときに使える「うなずき」の効果を紹介します!

■「うなずき」は「承認」

うなずきは普通、相手への承認を表します。話しているときに相手がうなずいてくれると、「わかってくれているんだな」と安心しますよね。反対に、まったくうなずいてくれないし相づちも打ってくれなければ、このまま話し続けていいのか不安になってしまいます。うなずくことは、会話の潤滑油になります。グループでたくさんの意見を出し合っているときは、相手の意見を否定せずに、どんどん発言することが大事です。うなずくことで相手の意見への賛同を表し、みんなが意見を出しやすくなります。

■「うなずき」で主従関係が出来上がる

うなずきが大切なのはたしかなのですが、とにかくうなずけばいいというものではありません。対等な間柄でも、うなずきを工夫することでいつの間にか主従関係ができあがることがあります。同じような背格好のビジネスマンが2人いたとします。1人は相手の話にいちいち細かくうなずいています。もう1人はうなずく頻度は少ないですが、相手をあたたかく見つめ、ゆっくりと深くうなずいています。さて、どちらが優位に立っているように見えるでしょうか。おそらく、うなずく頻度が少ない方が「主」で、よくうなずく方が「従」に見えるでしょう。

うなずきは、やり方次第で相手に与える印象をコントロールすることができるのです。反対に言えば、無意識でやってしまっているうなずきは、相手に思わぬ印象を与えているかもしれません。

■場に応じて使い分けよう

もし優位に立ちたければ、たくさん細かくうなずくのをやめてみましょう。うなずきの頻度を減らし、その代わりにうなずくときには深くゆっくりとうなずきましょう。こうすると、相手は「ちゃんと聞いてくれているかな?」という緊張や不安をもつので、いざうなずいてあげたときには「わかってくれた!」というよろこびが大きくなります。こちらの動作が全体的にゆっくりになるので、落ち着きと余裕を見せることもできます。

もし場の雰囲気をよくしたいのであれば、意識的に相手の方を見て、うなずきを多くします。話にうなずいているつもりでも、人から見るとうなずきは小さいのが普通です。だから意識的にうなずきを大きくすることで、「あなたのことを理解していますよ」というアピールになるのです。

いかがでしょうか。うなずきをうまく使うことによって、相手の意見をきちんと理解していることを伝え、場の雰囲気をよくすることができるようですね。大学生のみなさんは一度、鏡で自分のうなずきを確認してみると、客観的にどのように見えているかわかって参考になるかもしれませんよ。

文・ファナティック

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