【プロ野球】誰もがおどろいた球界の”謎のピンチ要員”列伝 (2/2ページ)
■バク転の代役!? ドアラを助けた意外な助っ人
2014年6月22日。中日対ロッテの交流戦(@ナゴヤドーム)で起きたのが「マスコットの代役」だ。
この前日の試合の7回終了後、恒例のバク転を行った際、着地に失敗して右足をねんざしてしまったのが中日のマスコット、ドアラ。22日の試合には痛々しい包帯姿で球場に姿を現した。
さすがに今日のバク転は無理か……。多くのファンがそう思ったはず。実際、この日以外でもドアラのケガなどの理由で、バク転が中止になるケースは珍しくない。
ところが、この日は交流戦ということもあって、ドアラ以外にもマスコットがナゴヤドームいた。そう、ロッテのマスコット・COOL(クール)が“バク転の代役”を買って出てくれたのだ。
7回終了後、チアドラ・M☆Splash!!がつくる花道のなか、宙を舞ったCOOL。惜しくも着地には失敗してしまったが、マスコット同士の友情にナゴヤドームは拍手に包まれた。
■球場にいた秘密兵器!? 代打はまさかの12歳
球界代役秘話。極めつけは1952年、アメリカ・マイナーリーグでの出来事。
フィッズジェラルド対ステートボロ戦は、7回までにフィッズジェラルドが13点を奪い、勝利をほぼ確実なものしていた。そこでフィッズジェラルドの監督は主力選手を休ませるため、8回の攻撃でバットボーイをしていた12歳の少年を代打に起用したのだ。
当初、主審はこのトンデモ采配を認めなかった。それでも、フィッズジェラルドの監督は「彼は我々と同じユニフォームを着ているじゃないか」と代打を強行。少年はこのとき、三塁に大人顔負けの打球を放ったばかりか、そのまま守備につくとファインプレーを披露し、球場にいた誰をも驚かせたという。
もっとも、試合翌日に球審は解任され、代打を強行した監督にも出場停止処分と罰金が言い渡された、という記述が残っている。
この少年のように……というわけではないが、熊代にもぜひ、次は打撃や守備での活躍でもって、お立ち台に上がってほしいものだ。
文=オグマナオト(おぐま・なおと)