豆腐作りの排水をエネルギーに転換 インドネシア、インフラ弱者を救う取り組み (2/2ページ)
さらに、この試みが発展すれば国家による都市開発計画にも影響する可能性がある。
■ 陸軍とインフラ整備
ところで、インドネシアは「陸軍の発言力が強い島国」である。これはどういう意味をもたらすのか?
現在のインドネシアの構成する島々は、どれも火山島だ。つまり標高が高い。その辺りは日本と同じ「山岳列島」なのだが、そういう地域はインフラ整備が極めて難しい。
だからこそ、海軍ではなく陸軍の影響が強くなる。駐屯地は周囲の村々にインフラをもたらしてくれるからだ。日本でもかつては「陸軍誘致運動」というものがあり、静岡市は駿府城を更地にしてまで連隊を呼び込んだ。
そういうことが、今のインドネシアにも起きている。だから都市開発計画における陸軍の発言力は、非常に強大だ。
だがそれは、陸軍が興味を示さない土地にはインフラがやって来ないという意味でもある。そのような地域は、どうすればいいのか?
カリサリ村で行われていることは、まだ「答え」という段階ではないかもしれない。しかしそれが重要な「ヒント」であるということは、どうやら確実らしい。
【画像】
※ Nature Free Photos & Stock Images – Visual Hunt
【動画】
※ Kalisari, Desa Mandiri Energi di Banyumas – YouTube